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テーマ:■道具拝見(460)
カテゴリ:山道具
ハイドレーションシステムは登山やスポーツの熱中症予防に非常に有効です。
最近、お気に入りの水筒、グランテトラやマルキルを置いて、ハイドレーションバックをバックパックに忍ばせて山行に行きます。 トレールランニングやアドベンチャーレースの走りのころ、2001年に八ヶ岳とレールフェスティバルという催しに参加しました。 八ヶ岳とレールフェスティバルは開催が取り止めになりましたが、トレールランニング、MTBクロスカントリーレース、オリエンテーリングや、その複合競技でしたが、私はトレールランニングに参加しました。 コースは、小海エリックススキー場~白駒荘CP~高見石小屋CP~黒百合ヒュッテCP~しらびそ小屋CP~屏風橋~小海エリックススキー場と、北八ヶ岳を登山をされている方であれば思い描けるコースかもしれませんが、怪我や疲労により途中棄権した場合も自力で山を降りなくてはならない過酷なレースです。 20キロ強の行程で、4時間弱を駆けて走りました、結果はともかく、終わったあと本当に疲労困憊という感じでした。 優勝者は3時間を切っていますし、最終走者は6時間以上というレースでした。 当時は、トライアスロンに打ち込んでいたのでいたので競技中に吸水や食事をするのは当たり前でしたが、山岳競技では補給を受けられないので水や食料を自分で背負って野山を駆けます。 そのとき準備したのがCamelBack(キャメルバック) M.U.L.Eというバックパックで、現在もそれに収納されていたハイドレーションバックを使用しています。 こういった持久系の競技で身体にもっともダメージを受け易いのが、熱中症や脱水症状です。 熱中症は、初期の症状として脱水症状と汗による塩分排出によるミネラル不足などから起きる熱痙攣です。登山などでも、コムラガエリや足の痙攣は良くありますね、症状が酷くなると死にいたる場合もあります。マラソンなどで亡くなられる方は「心不全」などと報道されることもありますが、もとの原因は熱中症です。 登山の本などを見てもノゾが乾かないうちに水を飲むように・・・と書かれていますが実際そうしている人が何人いるでしょうか? 普通、小休止ごとに水を飲むと思いますが30分毎に小休止を確実に取る人はほとんどいないのではないでしょうか。 また医学的に、身体の一定時間に吸収できる水の量は決まっているので一回に沢山の水を飲んでも尿として排泄されてしまい、水分が多く身体に残りにくいのです。 特に山岳系競技では、ザックの中や、ショルダーベルトにつけたボトルから水を飲むと、一旦立ち止まって水を飲まなくてはならないので、走りながら水分補給をするために考えだされたのがハイドレーションシステムです。 今となっては、色々なメーカーから、ハイドレーションバッグが発売され、バックパックにいたってはほとんどが、ハイドレーションシステム対応になっています。私が通常、登山や山スキーで使用するザックの4つを見ても全て、ハイドレーションバック対応または取り付け可能でした。 これが皇海山に使用した。バックバック(deuter FUTURA38AC)にハイドレーションバッグを装着した状態です。 私は、だいたい10分に一回は、バイトバルブをくわえ「チュー」と一口水を飲みます。バイトバルブを噛むとバルブの口が開いて吸わなくても水が出る構造になっています。 ロックをしなくても水が漏るようなことはありませんが、バルブロックも付いています。 食事などで水が必要な時は、チューブからバイトバルブを外し、バックパックの中のハイドレーションバッグをちょっと押してやれば チューブから勢いよく水がでるのでコッヘルなどで受けます。テン泊などでも問題なく使えます。 水の容量は3リットル入り半日で昼食もスープや紅茶も含み1.5リットルほど飲みますが、不思議と”オシッコ”がしたくなりません、汗で排出される水分も多いと思いますが、体に水が吸収されているということだと思います。 これにより水分補給が的確に行えますが、熱中症の防止には塩分補給が必要になります。 薬局に行くと「塩タブ」というのが売っています、強烈に”しょっぱい”のですが、定期的に飲むことで、かなり熱中症予防になります。不味いので梅干や練り梅のチューブを使用している人もいます。 またハイドレーションシステムを使用することで疲労感の軽減ということがあります。ブログの中で書きましたが私は、山頂以外の休憩をほとんど取りません、ハイドレーションシステムを使っていると水を飲むためにザックを下ろす必用がないということもありますが疲労感が軽減されるということが言えると思います。 ハイドレーションシステムを使うのと使わないのでは翌日の筋肉痛にも違いがでますので是非お試しを。 長文になりましたが私の経験から熱中症防止の心得を 1.十分な水分、塩分補給を定期的に行う。 山やスポーツでは、ハイドレーションシステムが効果的 2.”オシッコ”を我慢しない。 体が水分が不要だと勘違いして、水分の吸収が低下する。 3.無理をしないで涼しいところで休む。 4.熱中症かなと自分で思ったら、動脈付近を直接冷やす。 ・真夏のトライアスロンなどはパンツの中に氷を直接いれて股関節の動脈を冷やすと血流量が多いので効果的。 ・沢などで、手首の動脈を水に浸けたり、街では冷たい缶ジュース等で手首の動脈付近を冷やすのも効果的です。 *医学的根拠は有りませんので自己責任で、私は実体験から効果を確信しています。 キャッシング比較AllGuide 即日融資・即日キャッシング 消費者金融 ローン審査・比較 情報 無利息ローン カードローン比較・申込 キャッシング・カードローン比較・申込 クレジットカード比較・申込 おもしろフラッシュ/画像/ムービー/動画 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2007.05.08 06:12:03
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