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テーマ:日々自然観察(9783)
カテゴリ:自然
落葉した落ち葉の中で一際きれいな緑
昨日、滝の撮影のため急斜面をトラバースして、「滑落したら死んじゃうヨ~」と後戻りする時、落ち葉の中に綺麗なウスタビガの繭を見つけました。 今の時期、冬枯れの林の中を歩くと、落ちたウスタビガの繭を見かけますが、作られてから半年ほど経っているのでどれも潰れていたり、汚れていたりすることが多いのですが、この繭は綺麗だった。 カメラを出すのも危険な状態(そんなオーバーな)だったので拾ってポケットに入れておききました。 その後、赤城不動大滝の飛沫に虹が出ていたので、撮影を初めてしまい、ウスタビガの繭のことはすっかり忘れていました。 家に帰り、思い出して「潰れちゃったかな」とジャンバーのポケットを覗くと、少しだけ潰れていましたが、奇跡的に綺麗な状態のまま残っていました。 繭を振ってみると「カラカラ」と中に何かある音がして、不安になりました。 というのも、以前、私のブログの中で 「落葉の梢にウスタビガの繭がぶる下がっていました。を書いて、ウスタビガ について調べた後に、「春の女神さん」のブログで、ウスタビガの繭が紹介され、「ウスタビガは10月頃、羽化するので既に空家ですヨ・・・」と生意気なコメントを入れていました。 図鑑で調べたので間違いないと思うけれど、実際に見たわけではないので、中に生きた蛹がいたらどうしようと不安になった訳です。 繭を良く観察すると、羽化したウスタビガが出た痕跡がありません。 なをさら不安になり、中に生きた蛹がいたら失礼ですが、繭の切開手術をすることに決めました。 上の直線部分を切開し、繭を縦割りに開いてみました。 中には蛹の抜け空が残っていました。 では何処から、羽化したウスタビガは出たのか、よく調べてみると直線部分が、ガマグチのように開くようになっていました。 証明できた良かった。 久し振りに、解剖気分を満喫しました。 カエルは無理だけど。(笑) ---------------------------------------------------------- 尾瀬の入り口戸倉温泉 「マルイ旅館」アットホームな雰囲気がお気に入り、トレッキングの疲れも大浴場で癒せます。 旅館専用の体育館もあり夏合宿にも最適ですよ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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