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テーマ:山に咲くお花たち(423)
カテゴリ:自然
カタクリの花が咲いたと情報をもらって・・・
あの日本で初めて旧石器時代の遺跡が発見された。岩宿遺跡の近くの山林でカタクリの花が咲いたと情報をもらた。 翌日、用事があったので早朝、日が出始めた頃に岩宿遺跡に到着して、カタクリの群生地に向かった。 ところが咲いているカタクリは一輪もなく残念な思いをした。 カタクリの蕾を見ていて、ようやく思い出したのだが、カタクリの花は、夜は蕾の状態に戻って眠っているのだった。 咲くのを見届ける時間はないので日を改めてカタクリの花を見に行って来た。 「眠り姫」と言われるカタクリは、日が当っている時は反り返って可憐な姿を誇示するが、夜や雨の日は蕾に戻り眠りにつく。 また、花が終わると球根に栄養を送り込み、歯も枯れて、初夏から冬の終わりまで、眠り続ける。 私は、子供のころから山の中をひとりで放浪する癖があり、近所の雑木林の開けた陽だまりにカタクリの花が足を踏み込むことも躊躇うほどの紫の絨毯のような群落に出会い感動した覚えがあるが、今ではそんな群落には出会えない。 カタクリ(片栗) ●学名 : Erythronium japonicum Decne ●科名 : ユリ科 ●属名 : カタクリ属 ●名の由来 : 栗の小葉に似ていることから。 ●花言葉 : 静かな貴婦人、眠り姫 ●特性 : ・北海道、本州、四国、九州に分布し、比較的日光の差す落葉広葉樹林の林床に群生する多年草。 ・花期は3月終~4月初。 ・根から伸びる葉は奇数羽状複葉。 ・春を告げる「スプリング・エフェメラル」の花のひとつ。 ・地下の球根からは片栗粉が作られる。 ・カタクリの球根の寿命は6、7年で開花まで3年掛かり、2、3回花をつける。 ・昔は落葉広葉樹林で広く見られたが、乱獲や盗掘、土地開発などによる生育地を減らしたが、人口的に繁殖しやすい植物のため各地に植えられ、観光名所になっている。 ・H20.3.31岩宿遺跡にて撮影。 ------------------------------------------------------------ 尾瀬の入り口戸倉温泉 「マルイ旅館」アットホームな雰囲気がお気に入り、トレッキングの疲れも大浴場で癒せます。 旅館専用の体育館もあり夏合宿にも最適ですよ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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