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テーマ:山登りは楽しい(12253)
カテゴリ:登山
日がな一日、プロミナを覗いていて気付いたこと
ツキノワグマの調査でプロミナ(フィールドスコープ)で至仏山や景鶴山を眺めていると、山スキーヤーや登山者の無茶な行動が目に付きました。(人の事は言える立場ではないか?) 実際行動している本人は気が付いていないかもしれないので、「人の振り見て我が身を治す」つもりで書いてみたいと思います。 ひとつ目は、雪崩の危険がある所の山スキーでのトラバース通過。 通過ルートを赤く塗ってみましたが誰が見ても危険です。 通過した人も雪崩の危険を感じながらも、ルートを外れため最短ルートを通過してしまった例です。 ふたつ目は、おそらく「ソリ」のような物を使って、シリセードを行っているのだと思いますが、制動にはハイマツ帯を使っていると思います。 シリセードやグリセードはピッケルを使って滑落停止できる技術があれば、快適な降下方法ですが、最近スノーシューツアーなどで、安易に滑り台式のシリセードを組み込んでいるために、どこでもできるものと勘違いしている人もいるようです。 春の雪は滑りやすいので、パウダーで行うのよりスーピードが出ます。午前の締り雪ならなおさらです。 昨年は至仏山で山スキーヤーが骨折しヘリで搬出、また景鶴山では滑落死亡事故が起きています。 バックカントリーブームで山スキーやテレマークスキーが流行り28日には至仏山の頂上は100人を超えようかという登山者に埋められていましたし。 登山道の無い景鶴山も、ツアー登山も含め連日沢山の登山者が登っています。 お互いに事故が無く、救助隊や自然環境に迷惑が掛からないように注意して、楽しみましょう。 最後に至仏山登山の注意事項を書きたいと思います。 ○入山は帰りのことも考えて午前9時以降は登らない。 ○山の鼻へ降りる時は、至仏山頂上から高天ヶ原の東を巻いてムジナ沢側に滑る。カラ沢、ワル沢など東斜面の沢に入り込まないように注意する。(これからは北上川の水量が増すので渡渉に苦労しますヨ) ○ゴールデンウイーク後半は雪解けが進み残雪の薄くなったところ、地面の露出しているところは、高山植物に悪影響があるので立ち入らない、滑らない。(入山禁止措置にならないように) ○上記のような無茶なスロープや踏み跡があるので、安易に信じて進まない。ルートの判断は自己責任! 悪天候や視界不良時は無理をせず鳩待側の登山道を戻る。 ○残雪期の植生保護のため、鳩待峠~オヤマ沢田代~至仏山~山ノ鼻の至仏山登山道は、平成20年5月11日~平成20年6月30日(6月30日は予定)の間、閉鎖のため立ち入らない。 よろしくお願いします。 みんなの尾瀬を みんなで守り みんなで楽しむ ------------------------------------------------------------------------ 尾瀬の入り口戸倉温泉 「マルイ旅館」アットホームな雰囲気がお気に入り、トレッキングの疲れも大浴場で癒せます。 旅館専用の体育館もあり夏合宿にも最適ですよ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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