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テーマ:山に咲くお花たち(423)
カテゴリ:自然
色も目立たないで見つけにくい花
わたしの花探しの山旅は、距離を長くとってしまうこともあり早足で駈け抜けてしまうことが多く、目立つ花以外は見落としてしまうことが多いのです。 ウスバサイシンが赤城にあることは聞いていたのですが、見たことはありませんでした。 鳴神山トレールランの後、足が筋肉痛(笑)のため赤城をノンビリと歩きながら見付けてみると、意外と沢山生えています。 花を付けていない株も多いのですが、じっくり観察を楽しむことができました。 気を良くして、地蔵岳にも登ってみましたが花には少し早いようでした。 山頂で「ヒメギフチョウ?」(多分小さめのアゲハ)と思う蝶がスーと飛んで行きましたが、追うことができませんでした。(残念!!) 身近な赤城山でも行くたびに、新しい発見があるものです。 ウスバサイシン(薄葉細辛) ●学名 : Asarum sieboldii Miq. ●科名 : ウマノスズクサ科 ●属名 : カンアオイ属 ●名の由来 : 細くて辛い根を乾燥させた物を細辛(生薬名)と呼び、歯が薄いためこう呼ばれる。 ●特性 : ・北海道、本州、四国、九州北部に分布し、山地の湿った林下に自生する多年草。 ・花期は3月~5月 ・5~10cmの長い柄を伸ばし卵心型の薄い葉を付ける。 ・葉柄の基部に細い花柄を伸ばし、直径1.5cm程の花を横向きにつける。 ・紫色の花弁状の部分は愕片で三角状広卵型で外に反り返る。 ・雄しべは12本、雌しべは短く6本。 ・愕筒は扁球状で内面に縦の溝がある。 ・根茎は細辛(サイシン)という生薬で、解熱、鎮痛作用がある。 ・ヒメギフチョウの幼虫は、ウスバサイシンの葉を食べる。赤城山はヒメギフチョウの飛び地的生息地なので関連を感じる。 ・H20.5.6にて赤城山にて撮影。 ----------------------------------------------------------------------------- 尾瀬の入り口戸倉温泉 「マルイ旅館」アットホームな雰囲気がお気に入り、トレッキングの疲れも大浴場で癒せます。 旅館専用の体育館もあり夏合宿にも最適ですよ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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