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テーマ:山に咲くお花たち(423)
カテゴリ:自然
気にはなっていたけれど初めて会いに行ったコウシンソウ
庚申山は家からも近く、私が高校生の時、初めて単独行を行った山。 新田次郎の山岳小説を読みふけっていた、登山少年は単独行という言葉に憧れていた。 おそらく人が少なく、多少のリスクがあって、少しだけ手ごわい山を敢えて選んだのだろう。 天候も悪く、薄暗い信仰の山、今ほど鎖や梯子の整備されていない、お山巡りを一人ぼっちで歩いて、寂しさと、恐怖感に打ち勝って、少し大人になったような気分を味わった。 その当時からコウシンソウの存在は知っていて、ずーと気になっていたコウシンソウに会いにいってきた。 現地の報告は他のブログに譲るとして、お山巡りのコース内の岩場には数か所の自生地を確認することができた。 岩場の人の手が届かない場所には沢山の群生もあった。 コウシンソウ1 posted by (C)あっちゃん6331 満開に咲いている姿はムシトリスミレ属だけあって、スミレに似ている コウシンソウ3 posted by (C)あっちゃん6331 でもコウシンソウの専門家に言わせると、理由は良く分からないが、コウシンソウの価値は蕾の時にあり、時期的には少し遅いそうだ。 コウシンソウ2 posted by (C)あっちゃん6331 コウシンソウの魅力は食虫植物であること 葉の表面に粘着質の分泌液を出し、虫をくっ付けて序所に消化して栄養を吸収する。 よく観察すると花茎にも分泌液を出しているようだ。 コウシンソウ4 posted by (C)あっちゃん6331 自分にも戒めなくてはいかないが、撮影に夢中になって下部の植生を踏み付けている例が散見されたので、ご注意されたい。 コウシンソウ(庚申草) ●学名 : Pinguicula ramosa ●科名 : タヌキモ科 ●属名 : ムシトリスミレ属 ●花言葉 : ●名の由来 : 庚申山で発見されたため ●特性 :・栃木県、群馬県に分布し、山の標高2000m付近の垂直な崖に自生する多年草。 ・花期は6月。 ・ムシトリスミレに似ているが、ムシトリスミレより小さい。 ・花は淡紫色で長さ1cm程度、下唇の基部は距となり、黄色味を帯びる。 ・花は唇形で上唇は2裂、下唇は3裂。 ・花茎は通常、一株に一本で長さ3cm~8cm、下部で二股に分かれるものもある。 ・花は下を向いて咲くが、種子が熟すと花茎は上を向いて伸びより高い位置から種子を放出する。 ・葉は数個がロゼット状に付き、長さ7mm~15mmで楕円形。 ・葉の表面から粘着質の分泌液を出し虫を捕らえる食虫植物。 ・環境省レットデータブック、絶滅危惧2類(VU)登録。 ・庚申山の繁殖地は国にの特別天然記念物に指定。 ・6/16庚申山にて撮影。 -------------------------------------------------------- 尾瀬の入り口戸倉温泉 「マルイ旅館」アットホームな雰囲気がお気に入り、トレッキングの疲れも大浴場で癒せます。 旅館専用の体育館もあり夏合宿にも最適ですよ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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