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テーマ:山に咲くお花たち(423)
カテゴリ:自然
もう書いても良いかな
クマガイソウは、山野草の園芸のための乱獲によって自生を見ることは稀となった。 他の多くの山野草のように、無菌播種による増殖技術が確立されいないが、マニアや悪質業者に乱獲、盗掘され、確実に絶滅に近づいている。 ある山で、道に迷い道外れの山中で偶然、数本のクマガイソウの群生を見つけた。 クマガイソウ1 posted by (C)あっちゃん6331 見つけた時は天にも昇る気持ちだったが、ブログに載せるべきか悩み時期を外して紹介することにした。 植物園や公園では、都市部でもこの花を見ることができるが、その花だって元をたどれば自生地からの盗掘された物にほかならない。 クマガイソウ2 posted by (C)あっちゃん6331 クマガイソウに似た植物に、アツモリソウがあるが、こちらの自生地は群馬県には3つの群生(数本)しかないとまでと言われています。 当然、私にも教えてはもらえないが。 クマガイソウ3 posted by (C)あっちゃん6331 山野草は新たなブームになりつつあるが、愛好者はよく勉強して、無菌播種、根伏せ、株分け、挿し芽、バイオテクノロジーなどにより繁殖したと確認できたもの以外、購入しないようにお願いします。 絶滅危惧種の植物を欲しがらない、需要の無い物に、供給の必要性は無いのですから。 山野草は、やはり山野で見てこそ本来の美しさを放つのではないでしょうか。 クマガイソウ(熊谷草) ●学名 : Cypripedium japonicum ●科名 : ラン科 ●属名 : アツモリソウ属 ●花言葉 : あなたを守ります。 ●名の由来 : クマガイソウの丸い唇弁(しんべん)を源氏の武将、熊谷 直実の背負った”母衣”(ほろ・流れ矢を防ぐ武具)に見立てこう呼ばれる。 ●特性 :・北海道から九州に分布し、雑木林、常緑樹林、竹林に自生する多年草。 ・地下茎が長く、伸長しやすい柔らかく適度に湿った土壌と適度に木漏れ日のあたる環境を好む。 ・花期は4~5月。 ・花びらは4枚、上に1枚のは愕片、左右に側花弁、下にも1枚の愕片、花の中央に球状の唇弁で上に穴があり、雄しべ、雌しべが入っている。 ・唇弁の中央の隙間から虫が入り受粉を助ける。 ・2枚の扇状の葉が対生状に付く。 ・日本のアツモリソウ属ではもっとも大きい。 ・絶滅危惧2類(VU) -------------------------------------------------------- 尾瀬の入り口戸倉温泉 「マルイ旅館」アットホームな雰囲気がお気に入り、トレッキングの疲れも大浴場で癒せます。 旅館専用の体育館もあり夏合宿にも最適ですよ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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