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テーマ:山登りは楽しい(12236)
カテゴリ:登山
エスケープルートはトラブルの時の逃げ道ですが
昨日、今年14日目の尾瀬に行ってきましたがトラブルでコース変更して帰ってきました。 初めは別の山に1泊2日の幕営登山(古い)を単独で計画していましたが、今日の天気が下り坂の予報だったので変更して、尾瀬に行きました。 秋の尾瀬1 posted by (C)あっちゃん6331 コースは 鳩待峠→アヤメ平→富士見峠→皿伏山→尾瀬沼→沼尻→白砂峠→見晴し→竜宮→山ノ鼻→鳩待峠 の「秋の尾瀬沼・尾瀬ヶ原、日帰り満喫コース」でしたがトラブルで 鳩待峠→アヤメ平→富士見峠→皿伏山→尾瀬沼→三平下→三平峠→大清水 で帰ってきました。 秋の尾瀬2 posted by (C)あっちゃん6331 トラブルその1 白尾山を過ぎ、皿伏山の登りに掛かり、私の背丈ほどの笹藪の切り開きの道で、10mほどの距離の藪の中に何かいることに気が付き動静を確認しようと立ち止まったときに、急に動きだしました。 姿は全く見えないのですが、余りに近くてこっち向かっているのか、逃げているのか、分からなくて、こちらもパニック、その方向を向いたまま10m程移動して、ゴミ拾い用の火ばさみを倒木に打ちつけて大きな音を出していました。 運良く相手はそのまま反対の方向に逃げて行きました。 大きさや、居た場所、行動からおそらく、ツキノワグマだと思います。 私は過去に3度、熊にあっていますが距離も最短で30m程で姿も見えており、単独では無かったこともあり、身の危険を感じたことはありませんでしたが、今回は血の気が引くほどパニックでした。 皿伏山の中腹で、御夫婦の登山者に会ったので 「白尾山の間、熊が居そうなので注意して下さい」と言うと 「尾瀬沼でサブレン(サブレンジャーのこと、おそらくビジターセンターの職員)に、このルートは熊が多いので注意するように言われたので、この3点セット(クマ鈴・ラジオ・笛)です。」と笛を出して見せてくれました。 しばらく笛の音が森の中に響いていました。 いくらサブレンに言われても、笛やラジオは山で買えないので、人の往来の少ないコースを歩く時は、このくらい慎重な準備が必要なんだな。熊鈴をザックの再度ポケットにいれチロチロしか鳴らない状態で歩いていた、自分の不用心さに反省しました。 秋の尾瀬3 posted by (C)あっちゃん6331 トラブルその2 雨の日などは、登山者に「木道が滑るので注意して下さい」と呼びかけている私ですが、恥ずかしながら皿伏山を下り大清水平の手前の下りの木道で大転倒。 しかも木道の繋ぎ目の出っ張りに腰を強か打ち付けてしまいました。 一瞬息も出来ないような状態で、足を動かすと腰がツキンと痛みます。 「ヤチマッタな」と呟き、体のチェックをしましたが腰の打撲だけ(グッキリ腰状態)のようです。 下りの道を「痛ッ!、痛ッ!」と顔を歪めながら尾瀬沼まで下りました。 尾瀬沼まで出ると案の定、観光客の皆さんが沢山います。 尾瀬ボランティアが惨めな姿を見せられないので、人が少しでも少なくて、早く出られる、三平峠から大清水にエスケープルートに決め 「こんにちは、それはウバユリの種ですね・・・」、「シャッター押しましょうか?」など、にこやかに平静を装い下山してきたつもりですが、ヒ汗をかいて、苦痛に顔が歪んでいたかもしれません。(笑) 秋の尾瀬4 posted by (C)あっちゃん6331 このコースは山の北東面にあり森林限界下の森の中なので、晴れの日でも木道が濡れているとこが多いです。雨の時は木道は何処でも滑りますが、アヤメ平から鳩待峠の下りも要注意です。 秋の尾瀬5 posted by (C)あっちゃん6331 幕営登山からの変更、しかも尾瀬、気持ちが緩んでいたのかもしれません反省の多い山行になりました。 尾瀬は、ここ、1・2週間が草紅葉が最高の時期になると思います。 みなさんも私の苦い教訓を生かし、尾瀬を楽しんで下さいネ。 みんなの尾瀬を みんなで守り みんなで楽しむ --------------------------------------------------------------- 尾瀬の入り口戸倉温泉 「マルイ旅館」アットホームな雰囲気がお気に入り、トレッキングの疲れも大浴場で癒せます。 旅館専用の体育館もあり夏合宿にも最適ですよ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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