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テーマ:山登りは楽しい(12199)
カテゴリ:登山
黒斑山のあまりの感動につられて百名山の四阿山に登った
家から比較的に近い上信国境で浅間、黒斑に次ぐ高峰ということで、よくリサーチすることなく出かけてしまった。 四方に張り出した尾根を持つことから四阿山と名付けられたが、地元では吾妻山と呼ばれ、「あずまやさん」と呼ばれるようになったのだろう。四阿を「あずまや」とは読めないですよね。 コースは鳥居峠コース、根子岳コース、茨木山コース、四阿高原コースなど四方から登れるようだが手元に資料の有った鳥居峠から登った。 コースは従来からの県境登山道の的岩側から四阿山に登り、帰路は新しい華童子通りで下った。 四阿山ルート図 四阿山ルート図 posted by (C)あっちゃん6331 四阿山断面図 断面図 posted by (C)あっちゃん6331 沿面距離11.5km、累積標高差1,092m、歩行時間4時間30分でした。 黒斑山のような急峻な崖もなく、危険な個所もありませんでしたが山頂部は整備された木製の階段が多く、積雪により下りが滑り、怖い気がした。 冬季の積雪量は分からないが、上部の階段部は踏み込みなどで、難渋しそうだ。 四阿山 四阿山 posted by (C)あっちゃん6331 四阿山山頂 四阿山山頂 posted by (C)あっちゃん6331 四阿山霧氷 四阿山霧氷 posted by (C)あっちゃん6331 このコースには幾つかの見どころがあります。 1つ目は「的岩」 群馬側では「的岩」、長野側では「屏風岩」と呼ばれていた、この岩は長さ190m高さ25m幅2mの板条の岩(柱状節理岩脈)が立っていて、ちょっと見ただけでは状態が掴めないが、よくよく眺めてみると天然の「ベルリンの壁」というような形をしている。 的岩1 的岩1 posted by (C)あっちゃん6331 的岩2 的岩2 posted by (C)あっちゃん6331 伝説では強弓で名ある、源 頼朝が東の窪地を隔てた賽の河原より岩めがけ弓を射ったところ的岩の一部が射抜かれたという穴が残っていることから的岩と呼ばれるようになった。 的岩射抜き穴 的岩射抜き穴 posted by (C)あっちゃん6331 2つ目は「華童子の宮跡」 修験道の霊山である山頂には「白山権現」が祀れれているが、山伏の加持祈祷を行う「華童子の宮」と呼ばれる中社が作られ、吾妻山信仰の拠点であった遺跡が当時を偲ばせる。 花童子宮跡 花童子宮跡 posted by (C)あっちゃん6331 華童子の宮跡1 華童子の宮跡1 posted by (C)あっちゃん6331 華童子宮跡2 華童子宮跡2 posted by (C)あっちゃん6331 3つ目は「妻恋清水」 標高2,200m関東では最高地点の湧水で、一年を通し涸れることのない奇跡の水で、古くから四阿山の冷水、神水と崇められている。 山に祀られている白山大明神や日本武尊にちなんで「妻恋清水」と名付けられた。 登山道から120mほど下りますが、美味しい水ですので是非味わって下さい。 妻恋清水1 妻恋清水1 posted by (C)あっちゃん6331 妻恋清水2 妻恋清水2 posted by (C)あっちゃん6331 深田久弥の百名山にも「ピッケル・ザイル党には向かないかも知れないが、しみじみとした情緒を持った日本的な山」と書かれているが、古くから修験道の霊山として崇められ、各所にお宮が据えられた歴史を感じさせる山ででした。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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