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テーマ:日々自然観察(10111)
カテゴリ:昆虫
ミノムシの苦難
里山でミノ虫(オオミノガ)を見つけました。 オオミノガ1 posted by (C)あっちゃん6331 皆さんご存じのミノ虫ですが、一時期絶滅するのではないかというほど数を減らした。10年程前に中国から渡来したと言われているオオミノガヤドリバエという寄生蝿に侵されたのだ。 日本では南ほどオオミノガヤドリバエの活動が活発で九州の一部の県では、オオミノガが絶滅したのではないかと言われている。 関東でもオオミノガヤドリバエが一時、席捲したが自然の摂理なのか、ミノ虫の数が激減したためオオミノガヤドリバエも数を減らしたのか最近になって、またミノ虫の数が増えてきている。 今回のミノ虫は、大きいので中にいるのはメス(雌)。 実は、ミノ虫のメスは今、老熟幼虫という幼虫の最終段階にいるのだが、成虫になっても翅、脚がなく、小さい頭に、胸に大きな腹部という形で、蛾になることはなく、蓑の中に居たまま交尾、蓑の中に産卵し、卵が羽化するまで蓑の中に留まって子供達を守り、孵化する頃にミノの下の穴から出て地上に落下して一生を終えると言う。 なんだか寂しい一生を送る。 ミノ虫には、その他にも面白い生態が有りそうなので、継続的に観察してみたい題材です。 --------------------------------------------------------------- 尾瀬の入り口戸倉温泉 「マルイ旅館」アットホームな雰囲気がお気に入り、トレッキングの疲れも大浴場で癒せます。 旅館専用の体育館もあり夏合宿にも最適ですよ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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