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テーマ:日々自然観察(10111)
カテゴリ:蝶
ジャコウアゲハの産卵シーンを発見
ぐんま昆虫の森では、バタフライガーデンの思想で各種の蝶や昆虫の食草を栽培し、蝶や他の昆虫を集める工夫をしている。 今年もジャコウアゲハが産卵シーンを見せてくれた。 ジャコウアゲハ産卵1 posted by (C)あっちゃん6331 ぐんま昆虫では、生態系を考慮し蝶や昆虫を里山に放すようなことはしていないが、ジャコウアゲハは移動距離が長く、栽培しているウマノスズクサを求めて此処まで訪れたことになる。 里山に付いては、赤城山麓地域の在来の植物しか植え無い規則になっているが、栽培用の畑にはミカン類、キャベツ、アシタバ、アブラナ、ウマノスズクサなどを昆虫のために栽培している。 身近な場所に産卵しているので、成長を観察して行きたいと思います。 ジャコウアゲハ(麝香揚羽) ●学名 : Atrophaneura alcinous. alcinous ●目名 : チョウ目 ●科名 : アゲハチョウ科 ●属名 : ジャコウアゲハ科 ●名の由来 : 雄成虫が翅から麝香のような匂いをさせることに由来する。 ●特性 : ・北海道から九州まで日本各地に分布し食草さえあれば林縁、河川、住宅地域などどこでも繁殖する。 ・冬は蛹で越冬し、成虫は4~5月、6~7月、8~9月の3回、発生する。 ・産卵しようとする雌は、色々な植物に触れながら飛び回り、食草を見つけると、葉裏や葉縁捕まるようにしてV字型に開いた足を小刻みに震わせながら一卵ずつ産卵する。 ・成虫は前翅長 45mm - 65mm、翅を大きく開くと約 10cm ほどで、他のアゲハチョウに比べると後翅が斜め後方に細長く伸びる。 ・成虫は雌雄の判別が容易で、雄の翅色はビロードのような光沢のある黒色、雌は明るい褐色で腹部に赤い模様がある。 ・幼虫の食草はウマノスズクサ類で、雌は移動分散性がかなり強く食草を植えると突然発生することが見られる。 ・幼虫時代にアルカロイドの一種のアリストロキア酸を含む、ウマノスズクサの葉を食べることによって体内に毒を蓄積する。この毒は一生を通して体内に残る。 ・ジャコウアゲハを食べた捕食者は中毒をおこし、一度ジャコウアゲハを捕食した捕食者は、ジャコウアゲハを捕食しなくなる。 ・ジャコウアゲハの蛹は「お菊虫」と呼ばれるが、これは怪談「皿屋敷」の「お菊」に由来する。 ----------------------------------------------------------------- 尾瀬の入り口戸倉温泉 「マルイ旅館」アットホームな雰囲気がお気に入り、トレッキングの疲れも大浴場で癒せます。 旅館専用の体育館もあり夏合宿にも最適ですよ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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