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テーマ:日々自然観察(9783)
カテゴリ:昆虫
何だ蠅かよなんて言わないで
ハエと言えば、汚いものというイメージがありますが ツマグロキンバエよく観察してみると花好きの蝿であることが分かります。 ツマグロキンバエ1 posted by (C)あっちゃん6331 ツマグロキンバエは小さいので肉眼では気が付かないことが多いのですが 花を虫メガネで観察していると 尾瀬でも、赤城でも、近所の粕川の土手でも、シマシマの複眼が目に飛び込んでくりことが多いのです。 ツマグロキンバエ2 posted by (C)あっちゃん6331 どこの花でも見かけるツマグロキンバエですが 実は、幼虫が何を食べて育っているのか不明なのです。 ただ一般的な蠅の幼虫のイメージ、動物の糞や、死体を食べて・・・ではなく 他の昆虫に寄生して育っているという説が有力なようです。 ツマグロキンバエ3 posted by (C)あっちゃん6331 こうやってハエを観察していると、翅が2枚しか見えないことに気が付きます。 「ん、昆虫は翅が4枚じゃないの?」と思われる方もおられると思いますが ハエは後翅が退化して、飛ぶ時にバランスをとるための平均棍という機関に変化しています。 3枚めの羽根の下に写っているのが分かるかな? こう考えると蠅一匹をとっても私たちは知らないことばかり 昆虫にはまだまだ知られていない世界が広がっているのですよ そう考えると、このツマグロキンバエをじっくり観察してみる価値もありそうです。 ツマグロキンバエ(褄黒金蠅) ●学名 : Stomorhina obsoleta ●科名 : クロバエ科 ●亜科名 : ツマグロキンバエ亜科 ・日本各地に分布。 ・緑の金属色の体色で翅端が黒く曇ることから ツマグロという名が付く。 ・成虫の体長5~7mm。。 ・中胸背と小楯板、腹部には細かい顆粒状の斑点がある。 ・複眼は青緑色に輝き筋模様がある。 ・口器は長く突き出る。 ・H21.8.29赤城山覚満淵にて撮影。 P.S 実は今日もお仕事、最近ちょっと忙しい 忙しいと、いう字は心を亡(な)くすと書きます 明日は心を取り戻しに尾瀬に行ってこようか・・・。 ------------------------------------------------------------------- 尾瀬の入り口戸倉温泉 「マルイ旅館」アットホームな雰囲気がお気に入り、トレッキングの疲れも大浴場で癒せます。 旅館専用の体育館もあり夏合宿にも最適ですよ。 みんなの尾瀬を みんなで守り みんなで楽しむ 身近な自然の中で生きものを見つけ、その体験を通して生命の大切さに気づき、豊かな感性を育む・・・ 私たち「赤城姫を愛する集まり」は、この貴重なヒメギフチョウがいつまでも赤城山に舞い続けられる事を願う者の集まりです このブログのホームに戻る お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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