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カテゴリ:嬬恋村インタープリター会
真冬の森の秘密
真冬の天然カラマツ母樹林を歩くとシラビソやトウヒなどの木に凍裂跡を見つけることができる 凍裂は、気温がマイナス20℃以下になり樹木に含まれる水分が拡張して幹が割る現象 凍裂が起きて間も無い木を見ると 割れ目から樹木組織の水分の放散による乾燥を防ぐために 透明な松脂を出して傷口を癒している。 透明な松脂は時間が経つと、乾燥などから乳白色の樹脂状に効果して傷口を塞ぐ シラビソの松脂は、柑橘系の香りがして人にも癒しの効果が有りそう シラビソの樹皮を観察するとイボ状の突起が多数ありこの中に松脂を貯めているため ヤニ袋と呼ばれ爪先などで潰すとベットリとした透明な松脂が出てくる 凍裂に備えて樹皮の表面にヤニを蓄えている訳では無いだろうが 落葉樹は葉を落とし、樹木内の水分を減らし トウカエデやシラカンバ等は樹液の糖度を上げ 針葉樹は樹枝状(松脂)に変えて 冬に向け凍裂を防ぐ努力をしている。 凍裂は起きるた時、「コーン」という乾いた音が 誰も居ない夜の森に響いているらしい この森に泊まり、真冬の森の秘密の音を聞いてみたい。 ----------------------------------------------------------------- 尾瀬の入り口戸倉温泉 「マルイ旅館」アットホームな雰囲気がお気に入り、尾瀬トレッキングの疲れも大浴場で癒せます。 旅館専用の体育館もあり夏合宿にも最適ですよ。 『あなたに、まだ、見せてない風景があります』嬬恋村インタープリター会 みんなの尾瀬を みんなで守り みんなで楽しむ 身近な自然の中で生きものを見つけ、その体験を通して生命の大切さに気づき、豊かな感性を育む・・・ 私たち「赤城姫を愛する集まり」は、この貴重なヒメギフチョウがいつまでも赤城山に舞い続けられる事を願う者の集まりです このブログのホームに戻る お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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