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カテゴリ:尾瀬
あなたにまだ見せていない尾瀬があります
7月28日(土)~7月29日(日)嬬恋軽井沢自然倶楽部主催、私の企画ツアー3度目となる「夜の尾瀬ヶ原ネイチャーツアー」を開催しました。 今回の参加者は、一般公募参加者4名、嬬恋軽井沢自然倶楽部会員1名の5名。 混雑期の週末、山小屋の確保や、天候(ホタルが飛ばない、星空が見えない)やツキノワグマ出没(立ち入り禁止地区の設定)の不安などの困難を乗り越えての実施となりました。 初めに書いておかなくてはならないのは、夜の尾瀬ケ原のツアーを開催するのはツキノワグマの様々な調査への参加や、ツキノワグマに数十回遭遇観察するなどの実体験と、ツキノワグマについての知識を持ち、熊に会わないための装備と、会ってしまった時の装備を持って初めて成立するということ。 「黄昏散歩」、「夜の尾瀬ヶ原ネイチャーツアー」、「朝焼け散歩」は、ツキノワグマ遭遇危険タイムに実施しています。安易な行動は非常に危険だと覚えていて下さい。 そういう意味で、尾瀬ツキノワグマ対策員をされていた”秋ネエ”には本当に感謝しています。 28日 土曜日 ●尾瀬研究見本園での尾瀬環境ミニツアーの実施(13:30~15:30) ・トイレの浄化システムなど環境保護について 合併浄化槽見学、どうしてチップ制なの? ・尾瀬と湿原の成り立ち 尾瀬ケ原ってどうやって出来たの?、湿原の種類と特徴的な植物 湿原復元の歴史 ・尾瀬の季節の花や木々を五感を使って感じる。 キンコウカ雄しべの毛は何のため、チングルマの名前の由縁、ヤチヤナギの香りの訳 ニッコウキスゲの花弁に触って、野アザミの花の下はベタベタ、ヒツジグサの花の変化 オゼコウホネの花芯・・・ ・夜のツアー下見 ●夜の尾瀬ヶ原ネイチャーツアー(18:30~20:00) ・ヘイケボタルレクチャー 写真パネル解説、ホタルの一生、ホタルの集め方 ・熊の生態レクチャー 写真パネル解説、熊が出た時の対処法 ・黄昏散歩 夕焼けと言えるほど焼けることはありませんでしたが 暮れゆく夕日を眺めることができました ・ホタル観察 遠くで雷光が光り心配しましたが、尾瀬では雨が降らず 数百もの儚いヘイケボタルの光に包まれて、まるで宇宙に浮遊するような不思議な感覚を感じることができました。 過去に私が尾瀬でみたホタルの数では最高でした ・星空観察 雲天中止 29日 日曜日 ●朝焼け散歩(3:30~6:00) 真っ暗な夜から日が昇るまで佇むだけの一時ですが こんな素敵な朝焼けや 日の出に感動することができました ●尾瀬ケ原自然観察ハイク(ヨッピ橋・竜宮 三角ルート 8:00~12:30) ・尾瀬ケ原で宝探し 事前に写真パネルをお見せして、今回の捜索課題を提示 捜索課題は、ハッチョウトンボのオスメス、コタヌキモの花 皆さん一生懸命捜索してくれて沢山のハッチョウトンボを探すことが出来ました なかなか見られないメスも4匹も見ることができました コタヌキモは枯れかけた花を見つけることが出来ました ・この季節ならでのカキランの花とモウセンゴケの花 ・至仏山の東面登山道は何故登り専用? ・昆虫と花の関係 サワギキョウ、カキツバタ と マルハナバチ ・尾瀬は自然保護の原点 写真パネル解説 木道は誰のため?、昔の尾瀬のゴミ箱と「ゴミ持ち帰り運動」 などなど といった過密スケジュールでしたので、静かな尾瀬を楽しみたい方には少々閉口気味だったかもしれません(笑)、が私の尾瀬ネイチャーガイドとしての体験と知識を総動員して計画した「夜の尾瀬ヶ原ネイチャーツアー」、インタープリテーションは別として、新たな尾瀬の発見や、尾瀬の自然と風景の感動は得られたと確信しています。 あなたにまだ見せていない尾瀬があります。 又のご参加をお待ちしています。 みんなの尾瀬を みんなで守り みんなで楽しむ ----------------------------------------------------------------------- 尾瀬の入り口戸倉温泉 「マルイ旅館」アットホームな雰囲気がお気に入り、尾瀬トレッキングの疲れも大浴場で癒せます。 旅館専用の体育館もあり夏合宿にも最適ですよ。 自然に触れ、自然を学ぶ、嬬恋軽井沢自然倶楽部 みんなの尾瀬を みんなで守り みんなで楽しむ 身近な自然の中で生きものを見つけ、その体験を通して生命の大切さに気づき、豊かな感性を育む・・・ 私たち「赤城姫を愛する集まり」は、この貴重なヒメギフチョウがいつまでも赤城山に舞い続けられる事を願う者の集まりです このブログのホームに戻る お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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