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カテゴリ:クリスチャン生活
私がアメリカに留学した時、初め頃はニューヨークに住んでいました。と言っても、"upstate New York"と呼ばれる田舎の方でしたが。大学の春休みを利用して国連United Nations (UN) を訪れた時に、一枚の素敵な絵を見つけました。世界中の人々がお祈りしている姿が描かれています。 このモザイク画はアメリカの有名な芸術家、ノーマン・ロックウェル により描かれました。1985年に国連創立40年を記念し、アメリカ合衆国の代表として当時の大統領夫人であったナンシー・レーガン夫人より、このモザイク画が国連に寄付されたそうです。 ロックウェルは世界中の主な宗教すべてに共通なテーマがあることを訴えたいと、尊厳と尊敬を込めてすべての民族、信教、人種を描きました。着物を着た日本人の女の子も左上の方に描かれています。絵の下の方に"Do unto others as you would have them do unto you."と書かれています。これは、聖書のルカによる福音書の6章31節にある「人にしてもらいたいと思うことを、人にもしなさい。」から来ていると、国連のガイドさんが説明してくれました。 私はこの絵は、天井から床までの高さがある大変大きな絵です。私はそれを見た時にとても感動してしまい、しばらくその場から動くことが出来ませんでした。国連に広島の原爆による灼熱で曲がった瓦が展示してあったのですが、それを見た私はとても悲しい気持ちになってしまいました。しかし、この絵を見て世界中の人々が平和を願っているのだと感じました。このメッセージは私の心に刻まれ、これが聖書を読んでみようと思ったきっかけになりました。私も心から世界の平和をお祈りしています。 もしニューヨークに行かれる際は、ぜひ国連を訪れてみて下さい。本当に素敵な絵です。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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