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カテゴリ:ナパ
ナパヴァレーのど真ん中、セントヘレナ市にテェイスティングルームがあるワイナリー。ご近所には、オーパスワンや、ベリンジャーなど、ナパで有名なワイナリーが引き締め合っているエリア。
そんなフランシスカン・オークヴィル・エステートの歴史を辿ると・・ サンフランシスコの弁護士と医師のグループが1972年に設立した。が、すぐにそのグループは破産し、1975年にシルバーオークを所有するレイモンド・ダンカンとジャスティン・メイヤーによって買収。その時に、オークヴィルとソノマのアレキサンダーヴァレーにそれぞれ300エーカーの畑も所有することになる。1978年、ドイツのピーターエクスカンパニーにその所有権が移り、1985年、チリのコンチャ・イ・トロを創設に携わったアグスティン・フニウスが社長に就任し、彼の手腕により、今日のフランシスカンの品質が作られている。 アメリカお得意のM&Aが繰り広げられたということで・・ フランシスカンオークヴィルエステートワイナリー 住所:1178 Galleron Road, St. Helena, CA 94574 電話:707-963-7111 ワインリストはシンプルに4種。 シャルドネ、ナパヴァレー ナパヴァレーの畑からのシャルドネを100%使用。シュールリー製法、フレンチオーク樽とアメリカンオーク樽、うち25%の新樽を使用、10ヶ月熟成。ボディとストラクチャはしっかりとしている。りんごと柑橘類のフレーバー。 カルベネソーヴィニオン、ナパヴァレー 2003年ものはカルベネソーヴィニオン89%、メルロー10%、ペティベルド1%を使用。フレンチオーク樽とアメリカンオーク樽、うち31%の新樽を使用、18ヶ月熟成。 しっかりとしたボディにカシスとコーヒー、それにオークの焦げた香りがする。 メルロー、ナパヴァレー メルロー87%、カベルネソーヴィニオン13%を使用。フレンチオーク樽30%、アメリカンオーク樽70%、うち新樽は30%。ブラックベリーとブラックチェリーの香り、かすかにオークの焦げた感じとバニラの香り。 マグニフィケイト、ナパヴァレーメリテージ 2002年はカルベネソーヴィニオン70%、メルロー29%、ペティベルド1%を使用。新樽100%のフレンチオーク樽を使用し、22ヶ月熟成。バランス良く豊かなフレーバー。バニラとスパイスの香りと共にフルーティ。フィニッシュは充分、しかしタンニンはソフトに感じられる。 ここのワインには特別な思い入れがあって・・・ 嫁のお父さんと初めてお会いする食事会のときに飲んだワイン。嫁から、お義父さんはワイン好きだと聞かされていたので、ワインのセレクトにはとても気を使った。娘の彼氏に会いにワザワザロサンジェルスに訪問してくれたのだから、やっぱりカリフォルニアワインから、それも典型的なカリフォルニアスタイル、どっしりとした赤と云う事で選んだ。 「うん、美味しい」 と、言ってくれたお義父さんの表情を今でも覚えている。という事でコレは私にとって特別な「お義父さん、お嬢さんをボクにくださいワイン」である。 フランシスカンのワイン お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2007年05月22日 10時06分27秒
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