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カリフォルニアワインを代表するワイナリー、ロバート・モンダヴィ・ワイナリーのご紹介。ナパヴァレーの中央、ナパ市から２９号線を北上してオークヴィルに入る。オークヴィル地区周辺はオーパスワン、ケークブレッド・セラーズ、フランシス・コッポラのルビコン・エステイツ、ガーギッチなど、ナパ・ヴァレーの重鎮たちがひしめくエリア。

Robert Mondavi Winery
住所：7801 St. Helena Hwy (Highway 29), Oakville, CA 94562
電話：1-888-766-6328
WEB：http://www.robertmondaviwinery.com/home.asp

ロバート・モンダヴィ・ワイナリーはカルフォルニアワインを世界トップレベルにまで引き上げたロバート・モンダヴィが設立したワイナリーである。彼を抜きにして、今のカリフォルニアワインは語れない。

創業は1966年、それ以来ロバート･モンダヴィはカリフォルニアで高級ワインづくりに取り組み、それを見事に実現させ、「近代カリフォルニアワインの父」と呼ばれる。カリフォルニア･ワインを世界の檜舞台に押し上げた第一人者はまぎれもなくこの、ロバート･モンダヴィである。



ロバート･モンダヴィの言葉「ワイン造りは科学であり、それと同時に芸術である」は有名。栽培品種へのこだわり、最新の醸造方法や熟成法などを積極的に導入する革新性があった。もちろんその裏には、様々な試行錯誤があったであろう。

ロバート･モンダヴィが導入した科学を使った醸造法は、

温度管理可能なステンレスタンクでの醸造
コンピュータを駆使した生産過程の管理
成分化学分析に基づいた収穫時期の決定
人工衛星を使用した剪定
テロワールに適したクローン作り

など、今では世界の銘醸地で取り入れられる手法の数々である。また、世界の著名な生産者とも手を組み、オーパス・ワンなどの優れたブランドの生産にも携わっている。

しかしロバート･モンダヴィ･ワイナリーが、全て科学的根拠のみでワインの生産をしているわけではなく、数年前から試している大樽発酵など、ヨーロッパの古典的手法も取り入れている。

ワイナリーが所有する畑はオークヴィル地区のカロン・ヴィンヤード、550エーカーとスタッグス・リープ地区のワッポー・ヒル・ヴィンヤード、400エーカーのふたつ。

現在の醸造責任者はGenevieve Janssens。彼女はモロッコで生まれフランスで育つ。１９９７年からロバート・モンダヴィ・ワイナリー勤務、それ以前はオーパスワンで９年間、生産管理責任者をしていた。


ロバートモンダヴィのワインリスト。

Napa Valley Wines
2005 Fume Blanc
2004 Chardonnay (Carneros)
2005 Pinot Noir (Carneros)
2004 Merlot
2004 Cabernot Sauvignon
2004 Moscato d'Oro


District Wines
2002 Sauvignon Blanc, Stags Leap District
2003 Cabernet Sauvignon, Oakville District


Reserve Wines
2004 Fume Blanc Reserve
2003 Chardonnay Reserve
2004 Pinot Noir Reserve
2003 Cabernet Sauvignon Reserve
2000 Sauvignon Blanc Botrytis (375ml)


Limited Availability Wines
2004 PNX Pinot Noir
2002 Hyde Pinot Noir
2002 Equilbrium
2002 Boomerang Syrah
2002 Vine Hill Cabernet Sauvignon
2002 Carneros Cabernet Sauvignon
2002 Rutherford Cabernet Sauvignon
2002 M-bar Ranch Cabernet Sauvignon
2000 To Kalon Cabernet Sauvignon
2001 To-Kalon Cabernet Sauvignon
2003 Fume Blanc I Block

ワイナリー内にはワイナリーの歴史を年表形式で展示しているコーナーがある。ワイナリーツアーも人気がある。テイスティングはスタンダードクラスとリザーブクラスで部屋が分かれていて、グラスごとに料金を取るシステム。ワインバーの様なスタイルをとる。



ロバート・モンダヴィ・ワイナリーのファースト・ヴィンテージ、1966年のカベルネ・ソーヴィニオン。