元気な人たち
タクシーに乗ったら元気のよい運転手さんが話しを始めた。今の老人は元気ですね、と。運転手さんの父親は93歳ですこぶる元気なのだという。危ないからやめろと説得し、ようやく運転をやめ,電動自転車に切り替えて,すいすい乗り回しているらしい.周りに何もないところかと思ったら、首都圏の近郊都市でだ。びっくりするのは、そんな年まで、免許が更新できるのだろうか。アメリカでは背中を丸くした老人がフリーウエイを運転しているのをよくみかけたが、日本もそうなりつつあるのを実感した。最近の友人仲間の合言葉は、親は私たちより元気かもというものだ。もちろん介護に苦労しているかたがたも多いが、元気な親たちを持つ人が多い。そしてわれわれの世代の持病を抱えている人の多さにも驚く、元気に見えても精神的に疲れている人もたくさん。元気な人たちを老人と呼ぶのは失礼だ。元気な人たちは年に関係なく、元気なのだから。