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私とうつとガーデニング

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カテゴリ:鬱病
今朝から夫は台湾へ短い出張に出かけた。

昨夜はあまり眠れなかったが、夫が出張の日くらいは
お見送りしなくちゃと思ってふらふらと起きた。
時計を見るとまだ6時じゃないか。
1時間ほど前から夫が起きてごそごそと動いている気配がしていたのに。なんでそんなに早いの!
昨晩は7時に家を出ると言っていたのに。

階段を手すりを持ちながら降りて下のリビングに行ってみると、シャワーも朝食も済ませて悠然と新聞を読んでいる。
「どうしてこんなに早いのー」と半分寝ているような調子で
聞くと、「最近は明るくなるのが早いから猫が外へ出してくれとうるさいんや、それで目が覚めてしまってね。」と夫。

朝の早い夫と全くダメな妻。
当然、寝るのは夫の方が早い。
すれ違いが始まって半年になる。
夫は何も文句を言わない。
ただ「早く寝るようにな」と言うだけだ。

さっきも台北から電話で「早く寝るようにな」と言われた。
「うん、わかった。そうする。」と言っておきながら
また夜更かししている。
結婚して30年になるが、こんなにわがままな日々を
過ごすのは初めてだ。

文句を言ってくれる子供もいないし、
一年前に突然夫の母と別に住むことになって
同居していた敷地を2つに分けて私達の小さな家を建てた。
だから私は今、何の束縛もなく本当に楽になった。

私は一年前この話が決まった時、きっと病気は治ると
思っていた。でもそう簡単ではなかった。
私は自分の病気をどこかで人のせいにしていたのだ。

確かにきっかけはその人達だったかもしれない。
でも病気の根本にあるものは自分自身であるという事を
再認識する結果になった。

今、与えられた有難いやすらぎの中で
私は再生しなければいけない。





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最終更新日  2004/06/08 02:32:29 AM
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