|
テーマ:映画館で観た映画(8515)
カテゴリ:映画&演劇&TV
「ダ・ヴィンチ・コード」見て来ました。 あの厚さの内容を3時間によく まとめたんじゃないかな。 原作を読んだのは2月頃で、 細かい部分はかなり忘れていたのですが、 映画を見つつ「あっそうだった」と 思い出しながら見ました。 ストーリーの所々に、歴史的背景の説明や 「最後の晩餐」への見解が挿入されているから、 原作を読んでいないとしても筋は追えるし かなり内容を理解できたのではないかなという印象。 ただ、ややスピーディーな展開の中では 史実を咀嚼する前に次の材料が出て来るといった具合で、 消化不良のままラストになだれ込むといった感もあり。 テンプル騎士団!?シオン修道会!? ええと、どっちがどうよ!と 考えているうちにストーリーは進む! 笑。 だから「。。。よくわからない」という感想をもらす人が 多いのかも知れませんね。 私も見終わってから、しばらくは頭の中を 整理しながら反芻するといった具合でした。 本の中にはなかった(と思う)、 ラングドンが子どもの頃に井戸に落ち、 神に祈ったというエピソード。 閉所恐怖症らしきことは本に触れられていたけれど、 このエピソードをわざわざ映画に盛り込んだ意味とは!? 宗教的攻撃を少しでもかわすための小細工なのかな、 という印象もありましたが、見た方はどう思いました? 主人公は記号の専門家ということで そのフィルターを通しての謎解き、 アナグラムなどもおもしろかったですね。 トム・ハンクスのヘンテコな髪型が話題になっていましたが、 後退した前髪の方が印象に残りました 笑。 ソフィー役はあの「アメリ」のオドレイ・トトゥだったのね! 髪型が違うせいか、全然わからなかったです。 宗教的観点から見ると、 信教する人とそうでない人ではかなり評価が違って当たり前。 無宗教の私は史実を織り交ぜながらの フィクション(ソフィーについての後半含め)& 謎解きとして鑑賞。 酷評ありの前評判の割には楽しめました。 ルナティックな奴が映画のラストを真に受けて ルーブルの床を掘り出さなきゃいいですがね。 「あらっ。帰って来てたの」 「マリコ様、お出迎えがなかったのはお仕置きのつもり?」 ★余談。。。その1★ ラングドンは記号の専門家ということで、 Vが女性の象徴、その逆が男性の象徴とありましたね。 絵画を鑑賞する時、そこに描かれているモノの 象徴的な意味やそれらの歴史的背景などを 研究する事を「イコノロジー」といいます。 個人的に「イコノロジー」には興味があり さまざまな書物を読んだりするのですが、 これをちょっと齧っていると絵を鑑賞する楽しみが増えます。 例えば、宗教的な絵画「受胎告知」を見ると、 作者が違えどその多くに白百合が描かれています。 これは聖母マリアが無垢であることを象徴しているわけ。 他にもアイリスは聖母マリアの悲しみ、 紅バラは聖母の慈悲を象徴する花とも言われます。 特にキリスト教の絵画にはたくさんの花が描かれています。 美術館に足を運んだ際には、絵画の中の パーツにも注目してみて下さいね。 ★余談。。。その2★ 映画の中でも女性迫害に使われた 「魔女の鉄槌」が出て来ましたね。 以前「魔女の鉄槌」byジェーン・S・ヒッチコックを 読みました。 実在する魔女裁判の実践書である本書を軸に、 カルト教団やヴァチカンの秘密図書館などが出てきて 主人公にさまざまなことが起こるのですが、 これまた歴史や宗教の裏側を覗ける内容。 一気読み必至!興味のある方はどうぞ。 ★「カナひね」まで49日。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
[映画&演劇&TV] カテゴリの最新記事
|
|