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テーマ:本のある暮らし(3315)
カテゴリ:本をめぐるアレコレ
昨晩は久々に六本木ヒルズへ。
秋の読書セミナー 「今宵、ハードボイルドを語ろう」という トークショーが49階のオーディトリアムであって 行ってきました~。ここは夜景がきれいなのよね。 スピーカーは小鷹信光氏(チャンドラーをはじめ、 たっくさん翻訳を手がけている翻訳家。 最近、エッセイを出版)、 直木賞作家の原 りょう氏(寡作なのよね~。 現在第5作目を執筆中だって)、 そして山本 博氏(最近はR・Bパーカーの翻訳を 手がけてる弁護士。ワインの本も出しています)。 名前を聞いただけではどんな人かわからないでしょ? 小鷹氏は目元が優しい銀髪の素敵なおじさま風、 原氏は丸刈りで細身、眼光鋭いシャープな感じ、 そして山本氏は恰幅のあるお茶目なおじさん風です! ハードボイルドはちょっとご無沙汰していたのですが 小鷹氏の翻訳本やエッセイはかなり読んでいたし 原氏&パーカーの訳者の山本氏がどんな方かという興味で 参加してきました。 個々のハードボイルドとの関わりや執筆の裏話など あっという間の90分でしたね。 最近のホードボイルド界の話題と言えば、 村上春樹氏の新訳による 「ロング・グッドバイ」の出版。 今までの清水訳との比較がされたりで (一部で)盛り上がっているんですよね。 翻訳者である小鷹氏と山本氏による 読後感想もおもしろかったな~。 清水氏の訳が小説の雰囲気やテイストを損なわないように 訳している(これは意訳が多かったりはしょりも あるということ)のに対して、 村上氏の訳は非常に原文に忠実でこだわりがある (くどくなるという弊害もある)と。 最後は読む側の好みの問題なんだけど 清水訳と村上訳の2冊、 もしくは原書を交えて3冊を読み比べると とってもおもしろいかも知れないわ。 いつかやってみたい。。。。 行き帰りとも乃木坂駅から歩いたのですが ここ数年で変わったわね~。 ミッドタウンや新国立美術館ができたせいもあるけど。 防衛庁前はよく通ったので、その変貌ぶりには 大いに驚かされました! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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