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キャンディ.ちゃん

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2007.12.20
XML
テーマ:国際恋愛(198)
カテゴリ:徒然なるままに
今日は仕事帰りに
ちょっくらショッピング

なんだか会社に着ていける服って
黒を選んでしまうのですが

実際のキャンディは本当は
けっこー
派手な洋服が似合う。

以前なんちゃってエミリオ・プッチ柄の
ワンピなんかも紹介しましたが

しかし会社は制服がないので
着回すことを考えて
黒。

しかし黒は恋愛を呼び込む色ではないのです。
わかってるけど!

でも職場では出会いがあるわけではないから
え~~んですけどね

色の印象って面白いですね。

男の人は女の人が
赤と紫のどちらかを着ていると
その女の人を嫉妬深い人だと
色の印象から感じるのだそう。

なんでやねん??

紫はやんごとなき人のみが着ることが出来る高貴な色だろ~が

ふっ

赤は体温が上がるし、え~じゃないか!

どこから嫉妬深いと感じるんじゃい?

といいながらオールブラックスなキャンディ

がんばってがんばって、し~~~ごと!!!
(昔こんなCMあったような?ラグビーのオールブラックスの真似で)

そんなわけで
もちろんプライベートは色んな色で
せめて行こう!

そう言えばキャンディ、パーティーの時に黒を着て
そして今思えば
あの日を思い出すのです。

イギリスに居た頃につき合っていたアメリカ人のカレです。

カレはカリフォルニアから来た人で
同じ学校の先輩(でも年下だった)でした。

性格は
表向きは
根っからのアメリカン
ていうかMr.西海岸。

ミニスカの女の子をみかけただけで
ぴゅーぴゅー口笛吹いちゃうヤツでした。

しかし意外と真面目。
っていうか二人で居るときとかね。

カレのeasygoingな性格に救われたこともありましたし

でもカレとの別れの日がやってきた時
キャンディが着ていたのが黒い服でした。

この先お互いの人生がどうなるかなんて
お互いの人生を束縛するなんて
できなかったあたしたち

カレはアメリカに帰らなければ行けなかったし
あたしは、まだイギリスに居て勉強しなければいけなかった

その先あたしはどこの国に行くとか日本に帰るのかも
ヴィジョンに描くことが出来ず。

そうこうしているうちにカレの卒業の日。

オトコってヤツは
自分からさようならを言いたくない動物。

だけどあたしは、この先うやむやに別れておしまいとかイヤ!

そう思って
最後のパーティーで
自分の気持ちをぶつけました。

どうするってこともわからないまま。。。

結局
アメリカとイギリスで
お互いの夢があって
これからどうやっていくんだ?

と言われてあたしも分からなかった。

中途半端につづけるのでいいのか?と。

最後にカレと抱き合って別れ際に

カレがそれまで言わなかった一言を口にしたのでした。

それは

I love you...

たったその一言でした。

あたしは、あたしなりに
外国人が容易にそんな言葉を
口にしないことだって知ってました。

だけど
最後の別れ際に、言うなんて。

つーかそれまで
likeって表現はありました

だけど一度も

love

とは言ってくれなかったのに。

さようならのあとに

カレはとても寂しそうな顔で
そう言って
わたしと離れて行ったのです。

今でも本当に思い出す。
あの言葉。

そりゃ普段はめちゃくちゃ軽いオトコでしたけど
でも、その言葉は真剣に
たった一度だけ
私にむけての最後の言葉となりました。

今はきっとアメリカのどこかで
(西海岸であるとは思うけど)
なだぎディランばりに相変わらずやってると思います。

そしてあたしに
人生でたった一回だけ
i love you
と言ったのがカレだった訳です。

だから本当に重い言葉だと思います。

love は心の底から思えなければ口に出せないのです。

しかし、別れ際だなんて
本当に今思うとアイツ、なんちゅーやっちゃ!
って思うけど。
でも本気でぶつかり合って
得たものだったんだなって今は思います。

カレがアメリカに帰る日
あたしは友達の家で
イギリスのどんよりした雲を大きな窓からこの曲を聴きながら眺め、
涙をしずかに流していたのを
今でも鮮明に覚えています。
忘れられない曲

人にはそれぞれそのときの音と色と匂いの記憶がある。

キャンディにとっての黒は

初めて言われたI love youとそしてさよならが

交わった深い色であります。。。





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Last updated  2008.02.06 18:37:19
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