日替わりオヤツ始めました

『白と桃』

　東鳩のキャラメルコーンの新味として雛祭りをイメージした「もも」味が登場しましたが、私はどうもモモ味のスナック菓子と相性が良くないらしく、同味の飲み物はそれなりに受け入れられ、むしろ好きな部類に入るのですが、スナックとなった途端、その軽い食感が本来は瑞々しいモモ果実とマッチしていないとしか思えず、今回もチョコ掛けのキャラメルコーンであれば良かったなと少なからずの落胆を隠せぬまま購入してきた次第ではありますが、袋を開けてみてちょっと嬉しくなったのは、キャラメルコーンに「白と桃」の二色が混ぜられて入っていて、恰も雛あられのようになっており、この華やかな雰囲気は女の子に受けるでしょうし、何より桃色一色よりも目から入る美味しさが格段に違い、ついつい手が伸びてしまいそうな気分になり、もしかしたらいけるんじゃ？と香りを嗅ぐと、「うーん」と首を傾げたくなるモモのフルーティさは、キャラメルコーンとやはり合わないなと現実に引き戻されつつも、これじゃレビューにならないので口に放り込んでみましたが、モモのフレーバーがキャラメルコーン自体の味と共存し、「香ばしい桃」という現実離れした味に、やはりフルーツフレーバーはチョコを間に入れないと難しいと感じた一品です。

　というのが、やはり商品の説明をするのには句点を間に入れないと難しいと感じた一文です。

　芥川賞受賞作『乳と卵』に感化されて試してみた次第ですが、一つの状況を一文で説明するのならまだしも、外観、味、感想をってのは無謀すぎましたね。　文章として破綻しないようにと努力はしてみたつもりです。それでも妙だったらゴメンナサイ。

　力及ばず文に組み込めなかった点を補足しておきますと、二色になっている白とピンクのキャラメルコーンですが、味に違いはないみたいです。色がつけてあるかないか、ってだけです。　パッケージは雛人形のお姫様イメージしてあり、普通のキャラメルコーンがお内裏様。写真をよく見ると左を見ているように見えますよね。これは二つを並べるとお互いに見つめ合っているように見えるという素敵なギミックが仕込まれています。雛飾りを出すのが億劫な人は代わりにコレで(笑)

　モモの味ですが、我慢して食べ続ければそのうちに慣れ、気にならない程度にはなります。そこまでくれば後は甘いだけのキャラメルコーンなんですけど、それまでがね……

桃度　　　　　 ：　★★☆☆☆

斬新度　 　 　：　★★★☆☆

話のネタ度 　：　★★☆☆☆　

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