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テーマ:今日のおやつ♪(26220)
カテゴリ:チョコレート菓子
『小さなフランスが口の中に』 フランスのジャン=マリー・オスモン氏が監修した、不二家の「プティフランス」ブランド。フランスの最高職人とされる氏が総力を挙げて作りあげたショコラが味わえます。 このシリーズではちょっと前からイチゴ味のトリュフが発売されています。続いて登場は、中にとろりとしたソースを入れた薄いチョコレートタイプ。「塩キャラメル」と「イチゴとパッションフルーツ」の二種類がありまして、紹介するのはキャラメル味の「キャラメル サレ」です。
板状のチョコレートは厚さ約4mmほど。この薄いチョコの中にシチリア産の海塩を使用した塩キャラメルソースが入っています。塩味には少々食傷気味ですが、パティシエが作った本物の塩味のお菓子は食べていなかったので、基準となるレベルを知るためにもこちらを選択。 半分に割ってみたところ、キャラメルのソースが入っている空間は1mmも無い薄層。ソースの量はかなり少ないです。この量で味がどれほど変わるのか幾許かの不安もありましたが、そこはやはり最高職人でした。
頭が下がります。レベルが違う。今まで食べた塩味のチョコなんて、ちゃんちゃらおかしい。 「はがねのつるぎ」「はがねのよろい」「はがねのたて」を装備して、「オレ強えぇぇ!」って言ってたところにメラゾーマ食らったみたい。挙句には「それはメラゾーマではない、メラだ」なんて吐き捨てられた気分。 いやね、今までのが不味いわけじゃないの。各メーカーが一生懸命に作りあげた作品を否定するわけじゃないの。もちろん美味しかったんだよ。それは分かって欲しい。歴代のお菓子の中で、私の舌の味蕾に、脳の味覚に、最もフィットした味がこれなんです。
出しゃばり過ぎないけど力を秘めた塩気。落ち着きの中に華のあるキャラメル。それらを微笑みながら包むチョコレート。昨日までの塩チョコが元気のある太陽ならば、今日のこれは静かな月。それなのに存在感に満ちている味。 そうか、塩と砂糖の組み合わせってこういうものなのか、と思い知らされる味。マイランキング一位に降臨。
各人の好みがあると思いますから、「あんなに美味しいって言われたから食べたのに、大したことなかった」って文句が聞こえてくるかもしれませんが、今までにもっと美味しいものを食べたことがある方なんでしょうね。私の経験が無さ過ぎて、レベルが低いんだと思います。
塩キャラメル度 : ★★★★★ 斬新度 : ★★★☆☆ 話のネタ度 : ★★★★☆
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