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カテゴリ:犬。
我が家に3頭目の犬が来たのは 一昨年のクリスマスの頃。 某ペットショップの繁殖リタイヤ犬を 引き取りに新幹線に乗って まだ見ぬ家族に不安を抱きながらも嬉々として迎えに行った。 はじめて会った時の彼女の印象は老犬で 6歳と聞いていた私は戸惑ってしまった。 相手は生体販売のペットショップ。 犬の年齢を騙されたくらいでは驚かない私だけど まるで元気の欠片もなく ただただキャリーケースの中から 死んだような目で外を見ていた。 東京に戻って、血尿に気付き すぐさま獣医へ駆け込んで 健康診断をしてもらった。 健康診断の結果を聞いて、 奈落の谷に突き落とされた気持ちだった。 彼女はガンだった。 尿道もつぶれていた。 体の中に腐敗した血の塊があった。 獣医は助からないと言った。 それからは毎日泣きながらの看病だった。 とはいえ、入院だったので 私は毎日獣医を訪ねては彼女を見ているしかなかったのだけど。 嫌と言うほど子供を産まされて それでも、子育てもさせてもらえず 我が子を奪われ 檻の中に閉じ込められてきた彼女を これから幸せにしてあげなくちゃいけないと言うのに それさえも許されないのかと。 助からないと言う獣医に懇願した。 獣医の尊厳とか、私がどう思われようが何でも良かった。 たくさんの恥をかきながら話をして 日大の獣医に執刀して手術をしてもらうことになった。 体力の限界である3回も行われた手術はなんとか成功。 少しずつ元気になってくる彼女を見て 60万の医療費や旦那の白い目なんて どうでもよかった。(笑) 今では元気に走り回っている。 遊ぶ事を知らなかった彼女が 私の手を相手に追いかけっこをしたり 吠えることすらできなかった彼女が ご飯の時間になると、元気に 「ワン!ワン!」と 要求する姿がたまらなく愛しい。 クリスマスシーズンに我が家の一員になった彼女。 サンタクロースさま、最高のプレゼントをありがとう。 ↑ ぽちっとして頂けると喜びます。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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