オフショアファンド購入
株式投資をはじめて5年。外国株式分散投資をはじめたのが今年(2005年)の4月。そんな私がオフショアのファンドを買おうとは、株を始めた当初、夢にも思っていませんでした。もちろん日本語は通じません。やりとりは全て英語。購入も証券会社では買えません。オフショアのファンド会社に直接申し込むのです。オフショアのファンドと言っても、運用会社から運用スタイルに至るまで、数え切れないほどの選択肢があります。その中から、自分の資産の規模や性格を考えて、選び出さなければなりません。自分ひとりの力では、決してできませんでした。しっかりとした運用実績と投資哲学をもった方を探し出し、身銭を切ってご指導いただいたからこそ「海外株式分散投資」の必要性を痛感し、実際に行動に移すことができたのです。オフショアのファンドを購入したのは、税金を払いたくないからではありません。しっかりとした運用実績、投資哲学をもった運用会社が、たまたまオフショアにあったから。「租税回避」的なオフショア利用とは一線を画しているつもりです。オフショアは非課税ということばかりが話題になりますが、移住でもしない限り、現地で非課税でも、売却益などは日本の法律に従って納税しなければならないので、節税論議は不毛だと思います。しかし、実際に英語で購入申込書を書き、お金を振り込んでも、それで本当にファンドが買えたのか、不安で仕方ありませんでした。しかも、購入申込書に書いた自分のFAX番号が間違えていて、約定のFAXがいつまでたってもこない!日本の証券会社でしたら電話1本で済む笑い話ですが、こと英語しか通じないオフショアの会社だと思うと、何をどうしたらいいのか頭を抱えてしまうのですから情けないです。5月の初めにお金を振り込んで、7月の末に約定を確認しました。緊張と冷や汗物のオフショア・デビューでした。