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人間、第一印象って言うのは大切だ。
良く知らない人と何人も一度に会って飲むと、名前を忘れても、印象的な行動だけは忘れなかったりする。 下手な行動をしたりすれば、その後にその場に居た初対面の人達が、話の流れで「ほらほら、あの人、名前なんだっけ?酔っ払って泣いた人よ。ほら、あのゲロゲロだった人の友達!」とか言っていたりしても何の不思議は無い。 今日、カーリン0206さんの日記を読んでいてそんな事を考えてしまった。 国にも第一印象はある。 初めて着いた国の匂いはとっても印象深い。 私の覚えている国の匂いって何だろう。 空港に着いた時の、飛行機から一歩でた瞬間の匂いで思い出すものと言えば・・・ 韓国はニンニクとその他の雑多なものが混じった匂い。 香港はそれよりも色々な物が混じった、後で香港の路地の匂いと分かった物と潮の匂い。 マドリッドは畑の肥やしの匂い。 あら、気分を害しちゃった人がいるかしら? でも、これらの国や都市に嫌な感情を持っている訳ではないの。 どこも好きな所だもの。 きっと、そこの都市に行く前に居た場所との違いが、匂いに敏感にさせるのだと思う。 あるカナダ人が日本人の友人に言った。 日本はどうしてこんなに魚臭いの? 空港に着いた時も、おまけに牛乳まで魚臭い。 気分を害した友人はそれを私に言って、そんな事無いわよね?と言った。 きっと肉を食べ続けてきた人には、日本の匂いがそう感じるのよ、牛乳も味が違うからよ。 その何年か後、その日本人の友人も私も海外に長く行っていた。 私が久しぶりに日本に帰って来たある時、日本の匂いを感じた事があった。 その時に嗅いだ「日本の匂い」は、私が初めて嗅ぐ匂いだった。 長らく振りの日本の、飛行機から降り立った瞬間に感じる匂いはとっても魚臭かった。 どこかの国の魚と何かが混じった匂いじゃなくて、とてもピュアな生臭さも含んだ魚の匂いだった。 もしかしたら、日本の「魚臭さ」は、他のアジアの国と比べて生臭さを消すスパイスの匂いが足りない食文化のせいなのかもしれない。 でも、何より印象的だったのは、日本人の私がそれを嗅いだ事。 その直前にアジアの雑多な匂いの街で過ごしていたにも関わらず、その時の成田で嗅いだ「日本の匂い」は生まれて初めて嗅ぐ匂いだった。 その後、前出の日本人の友人と国の匂いの話になった。 暫らく会わなかった友人が久しぶりに帰った日本で始めて嗅いだ「日本の匂い」は、私が嗅いだ匂いとまるで同じだった。 そろそろ嗅いだ事の無い国の匂いを嗅ぎたい気分だな。 ところで、明日は友達と築地でお寿司を食べる予定。 旦那にキスする気なら、きっちりガリで〆なきゃいけないのかも!?(笑)。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
Jun 21, 2003 01:50:18 AM
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