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人それぞれ完璧な女の定義は違うと思う。
男女問わず、完璧な女なんて居ないと思う人も居るだろうし、頭の中に自分にとっての完璧な女がディテールまで細部に渡って像として浮かんでる人も居るだろう。 さて、女の人が完璧な女性像を頭に思い浮かべる時、彼女はその像に少しでも近づきたいと思うのか? それとも近づけない位に自分から遠いと思うから「完璧」なのか? 私が完璧な女になりたいと思わなくなって久しい。 まあ、外見も内面も誰かに「君こそが完璧な女性だ!」と言わしめるには資質にも足りないし、年齢的にもこれまで送ってきた人生のツケがあちこちに垣間見れてしまう年代にも突入した。 でも、自分にとっての完璧なMona-D像みたいなものは無い訳でもない。 そして何年か前までは、そんな完璧な私像に少しでも近づこうと努力していた気がする。 しかし完璧な自分に近づこうという無理をして、かえってバランスを崩してしまって更に不完全な自分になっていくのに飽き飽きしたせいか、程々に手を抜いて幸せな自分を維持する事にもっと力を注いだここ何年かを過ごしてきた。 でもね、私だって今でも少しでも「完璧なMona-D」に近づきたいと思わない訳ではないのよ。 何年か振りにそんな気持ちを思い起こさせたのは、初夏は6月の1本の電話だった。 小学生の頃からの友人と、ある夜女同士の長電話を楽しんでいた。 子供は寝てるし、旦那は帰っていないので、気楽な女同士の会話に花が咲く。 会話の中で彼女が言った。 「リバウンドをしない痩せ方がしたいのよ」 そう言えば、私って最近体重を計ってなかったわよね・・・。 早速、電話をしながら体重計に乗ってみた。あ、勿論、受話器は置いて、ね。だって数十グラムも惜しいじゃない?(笑) そこで私はショックを受けた。 おなかに子供が居る訳でもないのに、こんな体重は私の未知の世界よ!!! っていうか、妊娠中だっておなかの中のものの重さを差し引いたら、こんな体重にはなった事がないんじゃないの!? そこで私は彼女と約束をした。 リバウンドしない為に、確実にゆっくり体重を落とす約束を。 そして、ここの所、痩せる努力を微塵もしていなかった女2人は確実に出来るであろう目標を話し合った結果、「1ヶ月で1キロ痩せる」という、かなり気合の入っていない約束をしたのだ。 それから私は考えた。 1ヶ月に1キロずつ痩せ続けて、リバウンドしない為には何をするべきか? まず、自分の生活態度を見直してみた。 痩せないどころか肥えていった理由は何なのか? どう考えても運動が足りないわね。 しかも食べたいだけ食べて、飲みたいだけ飲んでる。 おなかいっぱいでもう食べられない!なんて感覚も以前と比べて大分麻痺してるわね・・・。 なによ、これ!ダメ駄目ジャン!!! でも、悲しいかな人生で初めてここまで太ったので、自分の中にこの未知の、そして今となっては既知のこの状態からどうやって痩せるか知識が無いのだ。 そこで、これに少しでも近い体験を必死に思い出した。 あ!あった! 小学校5年生で転校した私は、新しい学校で出来た新しい友達との新しい生活が楽しくて、買い食いだの何だのでガリガリだった身体に肉をつけていった。 そして2年ほどして中学校に入学した時に、身体測定の日程を見て、思秋期真っ盛りの女の子だった私はふと体重計に乗ってみて愕然とした。 2年前と比べて10キロも増えてるじゃない!いくら成長期だって増えすぎよ!身長は10センチも伸びてないよ!? ショックを受けた私は、まず買い食いを止めた。 すると直ぐに体重は2.5キロも減った。 味を占めた私はその後もダイエットをして、身体測定の日までに8キロを落とし、その後の十数年の間、若干の上下を除けば決まった体重を維持してきた。 その「私にとってのベスト体重」の維持は子供を3人産んでもそれ程変わる事は無かった。 それが一体どうした事やら・・・。これはどうにかしなくては! 思い余った私はあの「買い食い止めてマイナス2.5キロ」を思い出した。 今の私の買い食いと言えば・・・そうよ!あれよ! ビールよ!!!! 旦那と私の仕事柄もあってか何時の間にかスピリッツやワインよりもビールを飲むようになった私。 私の酒量を考えたら、ビールだけで小柄な私の身体に必要な以上の何千と言う恐ろしい位のカロリーを摂ってるに違いない! そう考えた私は、名残惜しい気持ちを吹っ切り、すっぱりとビールを止めた。 ええ、勿論、ビールと私のさよならパーティーはしたわよ(笑)。 そして普通に食べ、バーボンやワインを楽しむ事1週間。 だって全部止めたらストレスでリバウンドしちゃうのは必至だもの。 その成果といえば、あっという間にすんなりとマイナス2キロ。 嬉しくて旦那に吹聴した。 ええ、お察しの通り、今は彼もビールはほとんど飲まずにウォッカをソーダで割ってるわ(^_-) それを皮切りに私は食べる物や量に気を使い、なるべく歩く努力をした。 何たってあと1ヶ月で待ちに待った今年のホリデーにも行くのだもの。水着姿を思い浮かべれば励みにもなる。 今ここで頑張らなかったら、何時頑張るのよ! ここで痩せられずにあっという間に40代にでもなったら、一生このまま取り返しがつかないまま、いずれはデブのお婆ちゃんになってしまうに違いない! そう思い込んだ私は飲みつ食べつしながらも、あの電話の日から数えて1ヶ月で2.5キロ減らす事が出来た。 そんなこんなで何年ぶりかのダイエットを意識しだして1ヶ月が経ったある7月の日、もう何年も知っている私よりちょっと年下の中身も外見も可愛い女友達と久々の夜遊びをした。 彼女が行った事の無い店に行きたいというので、2人で行った場所は久し振りのラテンバー。 そこでハマっちゃったのよ、2人して。 何にハマったかって?サルサにハマったの(笑)。 今までラテンなお店に行っても、その晩だけ誰かに踊りを教えて貰って、次の日にお酒が身体から抜けていくのと同時にステップも抜けていった今までの私。 でも、何故か今回だけは「上手く踊りたい!覚えたい!」って思ってしまったの。 しかも今回は同士が居るから強いもんだ(笑)。 それからの私達は素早かった。 インターネットでサーチしまくり、レッスンを探し、踊る為に夜遊びをし(笑)、仕事をし、子供の世話をし、食べる時間や睡眠時間をを削っても踊りまくった。 そういえばと思い出した、以前サルサを教えていた女友達やその友達もラテン夜遊びに引き入れた(笑)。 そしてサルサのいい所はお手を繋いで、手でリードするペアダンスだから、両手が塞がって踊りながら飲めない。 おかげで、さすがのMona-Dでもバーのカウンターで座って飲む程は飲めないところなんかダイエットにはうってつけだ。 しかも見た目よりもハードなので、汗をかいてお酒の分のカロリーを消費できる(笑)。 そう、飲兵衛の私にはサルサは最適な運動だったのよ! その成果か、8月の始めには6月のあの電話からマイナス3キロ。 しかも踊りが上手になりたいと思えば真剣にステップを踏むから、私の普段の生活ではあまり使わない、身体の主要な筋肉も鍛えられる。 だから鈍りきった身体にも筋肉がついてきた。 まともにサルサが踊れない事を嘆きつつ、プールやビーチで泳ぎまくり、シュノーケリングやフィッシングを楽しみ、トロピカルなカクテルを飲みまくり、スパイシーな食べ物を食べまくりして充実した2週間のホリデーを楽しみ(実はその間も1人で、そして子供とサルサを踊っていた)、東京に帰りついた私の体重は何故か1キロ増えただけだった。 そして帰った次の日から仕事を開始して、その次の日から"踊る"夜遊びを開始(笑)した私はグングンと体重を減らしていった。 そして6月のあの日から3ヵ月程経った私の体重は、あの日からマイナス5キロ。 今のところ、それを維持している。 女の子はね、ホルモンのバランスが1ヶ月の中で変わるので、その影響で1ヶ月の間にも体重が増え易かったり減りやすかったりする時期があるから、今のこの体重を維持している成果には満足。 そして身体を動かさないと鈍ってると感じられる身体を取り戻した事にも満足。 今の私の目標は、リバウンドせずに12月の自分の誕生日までに旦那と出会った頃の体重まで戻す事。 それには、あと4キロ程減らさないといけない。 その目標体重は私が十数年間も維持していたベスト体重域の中でも一番痩せた状態だったりする。 そして私の脚が太すぎも細すぎもせず、一番綺麗に見える体重でもある。 もしそれを達成したら、私はきっと「完璧な女」ならぬ「完璧な達成感」を感じるような気がする。 それを考えて1人ほくそえむ私は「限りなく完璧に近い等身大のリアルな自分」を想像しているのかもしれない。 やっぱり私は未だに「完璧」フェチな女なのかな?(笑) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
Oct 4, 2004 11:35:34 PM
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