さてと毎度おなじみ、フジテレビが誇る？医療ドラマ。
難民キャンプで働いていた元天才外科医が大学病院の腐敗と戦う！って
なんだかえらそーな正義感ぶったお話っぽくて、マンガが原作というものの
「白い巨塔」と「救命救急24時」のおいしいとこどりしたような設定。
しかも主役があの坂口憲二。

　

　　

以前、他局でテレビドラマ界のタブーとなっている
宇宙飛行士もので、案の定、大コケし、あえなく打ち切りとなった
そのドラマでも確か天才宇宙飛行士とかなんとかいっていて
シリアスな演技を披露したものの、見るに堪えなかったんだよね。

だから、なーんかそれと同じ臭いを感じて期待薄な作品だったんだ。

というわけで、前半は適当に流し見してたけど
やはりその程度で、別にじっくりみる必要はないかな。

後半は一応テレビの前に座ってみていたけど
もう天才外科医＝手際の良さっていう図式はやめようよと思ってしまふ。
どうせブラックジャック先生に優る天才外科医なんていないんだから。
ラストのボールペンを使った応急処置だって
ＥＲみてる人からすれば、なんてことないシーンだし。

とにかく医療ドラマにおいて、技術的なことをクローズアップしても無駄。
「白い巨塔」がなぜあんなに視聴率を稼げたのか？
あのドラマにはスーパードクターなんて出てこない。
ひたすら人間を描き、その複雑な人間関係、人の心理を個性豊かな役者たちが
演じたからだ。

このドラマはそういう点では「救急救命２４時」の路線に近い感じ。
あのときも江口洋介先生のスーパーさが鼻についたのだが
今回はどうだろ？

坂口憲二が全然スーパードクターに見えないというのと
いまのところ、正義かざして云々って感じでもなかったので
嫌味な印象はなかった。
宇宙飛行士役のときよりは、ワイルドな役柄なので
演技力のなさもそう、目立たなかったし。
マンガが原作ってことで、そのあたりも劇画チックってことで
良い方に作用したのだろう。

大学病院のドロドロした人間関係などを丁寧に描いていくなら
見る価値あるかな？

それと、北村一輝！


あなたもほんと働きものだよね。
しかも毎回見事な転身（江戸老中→歌舞伎町ＮＯ．１ホスト→医者）
をはかってらっしゃる。

芸能界以外では水商売でしか生きていけそうにもない
お顔立ちですが、ついに医者役ゲットですか。

個人的には前回のホストのような他の誰にも着こなせないような
ハデハデお洋服で登場してもらいたいのだが
さすがに医者役ではそれは無理かな。

北村さんのご活躍に期待してとりあえず２回目は見てみよう。

↓医龍
http://www.fujitv.co.jp/iryu/index2.html