今朝、「生きていく自信がない・・・。死にたい・・」という電話があったんだ。

仕事柄、いろんな人からの電話がかかってくるんだけど
今朝の最初の電話がこのような電話だったの。

一応、あたしが引き受ける仕事のカテゴリーを超えた話で
電話してきた人も、ここがそういう場所ではないってことはわかっていて
どこか、話を聞いて貰えるところはないかってことでの電話だったんだけどね。

大人のひとだけど、やはり原因はいじめと生活苦。

すでに一度自殺未遂を起こしたとのこと。

いのちの電話や自治体が行っている専門の窓口がいくつかあるので
あらゆる相談先を教えてあげました。

いのちの電話の仕事をするための講習会に参加しようかっていう話を
いぜん、先輩としたことがあるけど、やっぱり厳しいんだよね。
人の命に関わる話を聞くって、すごいことだと思う。

あたし自身は死ぬぐらいならさっさと逃げ出すタイプなので
死にたいっていう気持ちが理解できないから、そういう仕事は出来ないだろうな・・・

ただね、今日、その人と話してみて思ったことは

こうやって「誰かと話す」ってことが、すごく救われることなんだなって。

ただ話を聞いて、相談先を教えてあげただけなのに
電話口の向こうで、ありがとう、ありがとうって涙声で言われて切なくなった・・・

あたしはいじめの質は異なっても、この世からいじめをなくすことは無理だと思ってる。
人と人が１つの社会で生きていく以上、負の感情が生まれることは当たり前のことだし
いじめという行為そのものは人が集団で生きていくようになってから
ずっとあったんじゃないかなって。

でも誰かに話を聞いてもらう、誰かが自分の話に耳を傾けてくれる
たとえいじめにあっても、誰か１人でも話しが出来る人がいれば、なんとかやっていける。

そう思うんだな・・・・

けど、今ってロハスだとは癒しだとか、みんな自分のストレスから解放されることばかりに
手一杯で、人の心に耳を傾ける余裕なんて、ないんだろうな・・・

別に無関心でいるわけじゃない、たぶん親なら誰でもこどものことは気にかけているはず。

でも、どこか子供からみて、話ができない、そんなオーラがあるのかもしれない。

いじめに負けない勇気を持とうっていうけど

あたしはまず、誰かに気持ちを伝える勇気を持って欲しいと思う。

泣くことは出来ても、自分の気持ちの奥にあるものを誰かに伝えるって
結構大変で、勇気がいることだとおもうんだ。

１人で悩んで、それで解決できる力があるような人は自殺なんてしない。

誰かに話すことが、自殺から逃れる第一歩じゃないのかな・・・


今日、電話してきた人も、一度死を考え、実行してしまったけど
今日は話を聞いてほしいって思って電話してくれた。
それだけでも嬉しい。

たぶん、いじめも生活苦もすぐには改善されないだろうけど
それでも生きていくことを選んでくれることと思う。いや願う。

今日はここに遊びに来てくれてるソガちゃんと、例のバラ園でお弁当持ってランチしたんだ。

暖かい日差し、満開の薔薇たち、公園の池近くで遊ぶ子供、談笑するお年寄り。
空には鳥がとび、目の前には赤く色づいたふうの木。

すごく幸せな気持ちで、ソガちゃんとおしゃべりを楽しみました。

今日、電話してきた人も、こういう何気ない時間を幸せに感じられるよう
１日でも早く、でも焦ることなく、生きる力を取り戻してほしいな・・・

そうそう、今日ソガちゃんにも一応、生でのだめファッション見てもらったよ♪

認定してくれる？＜のだめ読破しているソガちゃん的に。

今日は更にソガちゃんからお手製の消しゴムハンコをもらっちゃった！
しかも前回登場した、あのマングース！
すっごく可愛くって、さっそく意味無く職場でペタペタ、判押しまくり（笑）

いいな、器用な人ってほんと羨ましいよぉぉ！

ということで、次回はちゃんとモンゴル日記書こうっと。