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Eureka22
旅日記を中心に京都を中心とした美味しいものや 映画の感想など気まぐれに綴っています* +現在の旅日記+ ・トルコ世界遺産巡り日記:連載中 ・ママといくバリ日記:連載開始予定 ・モンゴル日記:不定期連載中 その他国内旅行も随時upしています*
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先日の日記でモン・サン・ミッシェルのことに触れて以来 何度も何度もよみがえる モン・サン・ミッシェルの想い出 最近、記憶が怪しくなってきてるので 忘れないうちにちょっと書いておくね。 もうほんとに昔々の話で デジカメはもちろん、ビデオも持っていなかったし 当時はパソコンすら持っていなかったという、化石みたいな話。 単にビンボーだったっていう説もあるけど それでも今みたいに簡単に情報が手に入る時代ではなかったのは確か モン・サン・ミッシェルへの行き方を調べるために買ったのは 当時やっと発行された 「地球の迷い方」以外の個人旅行用のガイドブック。 いまね、それを取り出してみてるんだけどこう書いてあるの。 「パリのモンパルナス駅からTGVでレンヌまで約2時間。 電車を乗り換えてポントルソンへ。 島へはポントルソン駅からバスか、 あるいはパリから車か観光バスでいくことになる。」 もちろん、「地球の迷い方」も同じことしか書いてなく サン・ラザール駅からポントルソンに行くルートと とにかくポントルソンに行かないと、どーにもならないようだったのね。 仕方がないから、このポントルソンからモン・サンまでの バスのタイムテーブルを調べるために フランス政府観光局に電話したら、 そこのお姉さんが教えてくれたのが、 レンヌからモン・サンへの直行バス。 これって、いまや個人旅行ではメジャーとなっていて 政府観光局のHPでもしっかり紹介されてるんだよ。 「団体ツアーは絶対いや!モン・サン・ミッシェルに泊まる!」 っていうのが当時のダーのリクエストだったので それを叶えるために、頑張ったのだ。 で、このレンヌからのバスというのが いくつものいくつも、小さな田舎町を走っていくの。 レンヌから乗るときだって、乗客のほとんどは学生やおばさん&おじさん。 生活のためのバスだったんだよね。 それでも一応中距離バスなので トランクルームはちゃんとあるから スーツケースはしまってもらえたんだ。 バス停に停まるたびに乗客が乗り降り。 車内にいるアジア人カップルを珍しそうに眺める地元の人々。 なんだか、妙に視線を感じて恥ずかしかったなぁ だんだんと車内には乗客がいなくなってきて ついにはあたしとダー、もう一人の男性と計3人のみに。 疲れもでてきて、ウトウトしはじめていた時だった。 今でも鮮明に覚えてる。 「Mon Saint-Michel!」 運転手さんの大きな叫び声に、はっ!目が覚めて 彼が指さす方をみると、広大な地平線の先に モン・サン・ミッシェルが見えたの! 思わず歓声をあげてしまった、あたしとダー。 あれは本当に感動したな・・・ ガタガタと揺れるローカルバスに乗ってたどり着いた モン・サン・ミッシェル。 なんだかとっても優しい場所に思えたんだ。 運転手さんに手を振って、島の中へ。 FAXで予約した(だって当時メールなんてないもん!)ホテルは すぐに見つかったけど、案内された部屋はシャワーのみ。 しかもこのホテル、確か4階建てぐらいはあったはずなのに エレベーターがなくって、細くて狭い螺旋階段があるだけ。 重たいスーツケース持ち上げて、 最上階(だったと思う)の部屋に案内された時はヘトヘト。 ところが 「バスタブ付きの部屋はないの?」 ここで、あたしが変なことを聞いたもんだから 事態はちょっと思わぬ方へ。 「あるけど、別の建物になるけど、見に行くか?」 とりあえず荷物はそのままに、部屋を見に行くことに。 てっきり隣にあると思って、スタッフの後をついていったら これが中心部から離れた山の上にあるホテル。 普通の家々の間にある階段をどんどん登っていって、 かなり高いところまで登っちゃったの。 で、またこのスタッフが歩き慣れているから すいすい早くって。 あたしとダーはゼーゼー 修道院がある場所とは全然別なんだよ。 連れていってくれたホテルは広さも広いし、もちろんバスタブもあるし、 雰囲気も良くってきれいな部屋だったけど どう考えても、この場所までスーツケースを運ぶなんて、無理! なので、最初に案内された部屋に泊まることにしたんだ。 このホテルはモン・サン・ミッシェル島内でも 最も小さいっていってもいいぐらいのプチホテル。 たった9室しかないんだもん でもね、部屋の窓を開けると、部屋がちょうど城壁の真上にあるから サン・マロ湾を見下ろせるの。 潮の満ち引きが手に取るようにわかるんだよ。 ちなみにレストランからも湾の様子が眺められます。 けどこの写真は当時の様子とは微妙に違う気がするんだよな・・(宿より拝借) 日帰りツアーで訪れた人たちは この潮がどんどんと満ちていく様子はみられるのかな? 観光バスの姿はもう無かったもん。 さっきまでバスで走ってきた道が みるみるうちに細くなっていくの。 さっきまで観光用の駐車場だったところが あっという間に水面下に。 そして夕暮れのモン・サン・ミッシェル。 ため息しかでてこなかった・・・ そして町の中から人の気配がどんどん消えていって 夕食の時間になったら、 全く別人のような顔を見せるモン・サン・ミッシェル。 島の中のメインストリートすら、しんと静まり返ってる。 そこから城壁沿いの道にあがって、夜の散歩を楽しんだんだけど ほんとに、まるで中世時代に迷い込んだ気分。 門をくぐって、島の外に出て、 水面が隆起して、細くなってしまった堤防の上を歩き 暗闇の中に浮かぶモン・サンを眺める 今でもあの夜のことは忘れられない 二人にとって大切な思い出。 今でこそ、やや部屋数のある島内ホテルに泊まる ツアーもあるみたいだけど 当時はそんなプランはゼロ。 本当に、静かで、幻想的な一夜でした。 翌日、朝食を食べ、ホテルに荷物を預けて 外にでてみると、次々に観光バスが到着し あっというまに観光客で賑わう、島内のメイン・ストリート。 「夕べの出来事がまるで嘘のように」 っていう慣用句、そのまんまの別世界。 モン・サンのもう一つの顔を知ってるあたしたちは ちょっと得意顔だったかも 「ラ・メール・プーラール」では ノルマンディー地方の名産であるリンゴのお酒・カルヴァドスで フランベしたものと 生クリームたっぷりのキノコのクリームソースのものと 2種類のオムレツを食べ比べ。 ちなみにホテルの夕食でも「モン・サン名物のオムレツ」がでたけど このお店のオムレツはまったくの別物。 お値段も別格。 オムレツを作る職人さんも 赤いマントに白いシャツに黒いベレー帽と黒いタイ と、ちょっと中世時代っぽい衣装をまとってるの。 白身と黄身を泡立ててつくるオムレツは フォークをいれたとたんに、シュワって音がたつかのようにクリーミィ。 壁には有名人の写真がたっくさんあって トイレが2階にあったんだけど 階段から2階の廊下までずーっと写真だらけ。 古そうなものから日本の皇室の方(誰か不明)とか かなりVIPな人の写真もあったなあ。 HPでみたオムレツやテレビでみた職人さんは 当時とは全然違っていたけど 本当に変わっちゃったのかな? ちなみに最近の島内で泊まるツアーではこの店が経営する ホテルが使われることが多いみたいだよ。 あたしたちが泊まったホテルに泊まりたいって方 ご連絡くれれば教えます。 でも、一つだけ残念なことが。 朝が超々苦手なあたしとダーは 「朝靄の中にうかぶモン・サン・ミッシェル」 だけは楽しむことができなかったの いつかまた二人で行きたいな・・・ 今日、G.Wの旅行が決まりました。 残念ながら海外旅行は無理だったけど その分、ちょっと「お宿」にこだわった旅になりそう。 そしてあたしにとっては、初めて訪れる場所。 ずっと行ってみたかった処なので、すっごく楽しみ。 実はこの旅行のために、またまたダーが無理をしてくれたの。 あたしの希望を叶えるために ハワイ島旅行の時と同じく、相当頑張ってくれるようです。 ありがと
トラブルトラベラーなのにトラブルないじゃん!がっかりだよ! ってなんて言っちゃう恐子ちゃんなあなたへ ↓ ホテルをチェックアウトして、昼間のモンサン観光にでかけた二人。 さあ、モンサンを引き上げようと、スーツケースをもらって ホテルをでて、なにげにスーツケースの鍵を探したら 「ない!」 バッグの中もポケットの中もない・・・ マジですか・・・ 予備の鍵なんてありません・・ レンヌに向かうバスの時間もせまってくるし (これを逃したら後がない) すがる思いでホテルまで戻ってみると・・ 1階のバーで働くお兄ちゃんが、満面の笑みに! 「これ、さっき掃除のおばちゃんが持ってきてくれたんだよ!」 部屋に落ちていたそうです(苦笑) 助かったぁ!!
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