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September 20, 2007
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カテゴリ:MOVIE(カ行)

静かなフィンランドブームを巻き起こした

四つ葉かもめ食堂四つ葉

同じく大ヒットした「フラガール」が「動」ならばこちらは「静」。

その分、各映画賞、作品賞、などの賞取り合戦は、
「フラガール」がもっていっちゃった感が強いけど
こちらの作品のファンも多いはず。

クリスマスツリー


「映画全体の雰囲気が心地よい」

「主人公3人(小林聡美、もたいまさこ、片桐はいり)が醸し出す空気に癒される」

「フィンランドの食器や調理器具、インテリア・・どれもみなカワイイ!ステキ!」

「サチエさんが作るお料理がどれも美味しそう♪」

「女性監督らしい細やかで、優しさ溢れる演出に心が温まります」

「この映画みて、フィンランドに行ってみたくなりました♪」


いろいろな映画ブロガーさんのとこをみて廻っても
おおむねこのような意見に代表されるような気がします。

あたしも見終わった直後は、同じような感想で
しっかりココにも「大好きな映画」ですって書いてるんだけど・・・

実は時間がたつに従って、ちょっと違った想いが
ふつふつと浮かんできたのね。ひらめき

とりあえず思ったことをつらつらと。えんぴつ


原作もパンフレットも何も読んでないので
知識不足ゆえの誤解・勘違いがあるかもしれないけど、
それはお許しを赤ハート

結構長いし、ぐだぐだと細かく書いてるので、
お時間のあるときにどうぞ。

クリスマスツリー

この映画を見て感じたこと

その1

「心の距離感」

この作品、登場人物のバックボーンが非常に薄い。
感情の起伏も非常に薄い。

たった一人、フィンランド人のおばさんが
多少泣いたり、笑ったりしてたけど
主人公3人の喜怒哀楽の表現も薄い。

薄いって書くとちょっと語弊があるかな。
大きくないってこと。

それでもって、観客が誰しも疑問に思う

サチエさんがわざわざヘルシンキに食堂を開く理由

ミドリさんが旅をしなくちゃいけないって思った理由

マサコさんがフィンランドを旅先に選んだ理由

それを語るシーンは一応用意されてはいるものの
どれもが曖昧で、適当で、
「ほうなるほど」と納得できるようなものではないんだよね。

サチエさんにいたっては、
ミドリさんにフィンランドに食堂を開こうとした理由(わけ)を聞かれた時に

「その場で適当に思いついたことを言ってみただけ」


あたしはこの前半のこのシーンが非常に印象に残ってるの。

何もかもを見ている側にわからせるための
説明的な台詞は不要だし
主人公達にそれを語らせないという演出も
アリだとおもうし、面白いと思う。

ただ、この「思いつき」がサチエさんの照れ隠しの嘘か、
本当に口から出任せをいったのかどうかは判断しにくいんだけど
とりあえずミドリさんにたいして、

「本当の気持ち」

という形では伝えようとしてない。

サチエさんという人は非常に「きちっと」した方なので
単にボケとか笑いをとるために、こうした態度をとるとは考えにくい。

ボケることで、この会話を笑いで包むことで
自分の過去を、背景を語ることを
うまく誤魔化してしまってるんだよね。

「外国、しかも知り合いが居るわけでもないヘルシンキで、たった一人で店を開く」

どう考えても、そこへ行き着くまでに、色々あってしかるべき状況。
でも、そのことについて、他人に語ることはしたくないんだなと。

よーするに、サチエさんはミドリさんに対して、こう言いたかったんだと思う。

「そこは、突っ込むなよ。」

 

ミドリさんも、ちゃんと空気が読める人なので、
そういう態度をとったサチエさんに対して、
それ以上聞き出そうとすることはしない。

 

それはミドリさん自身も、
触れられたくない、語りたくない、そういうものを抱えているから。

そういうお互いの
触れられたくないところ、見せたくないところ、弱いところ(?)に関して、
全く無関心でいる優しさ。

知ろうとしないこと、語らないことを許すこと

そういう優しさ。

無関心というと、=「冷たい」という図式が容易に頭に浮かんじゃうほど
たしかに現代社会にはそういう図式が成り立っている。

他人と距離を置くことで、自分を守ってるっていう人たちは多いと思う。

でも人と距離を置くってことは、一方で寂しさも抱えるってことでしょ?

だけどこの映画の中では、
他人との距離の取り方が、とっても理想的に描かれてるんだよね。

触れられたくないところには触れない、だけど突き放したりはしない。
心の繋がりを感じることができる、だけどその繋がりに縛られたりはしない。

現代社会を生きるあたしたちにとって、
こうした「程良い」距離を保てるってことほど、
心地良い関係ってないのでは?

クリスマスツリー

その2

「自己肯定」

「個性」を重視しようといいながら、「集団」からはみ出ることは許さない。
そのくせ「集団」の中に身を置いていると、「自分」というものが見えなくなったり
もしくは無理矢理「集団」の中に身を置くために「自分」を殺してしまったり。

他人に意見を否定することで、自分のアイデンティティーを主張する一方、
他人に否定されることを極端に恐れる。

もしくは否定されることも肯定されることもないように、
周りの意見に同調し、あたりさわりのない言葉を重ねて、
本当の気持ちはそっと心の奥にしまってしまう。

今の人間関係って、正直しんどい。
by堂本剛

そんな中、サチエさんの他人へのスタンスはいつもこうだ。

「いーんじゃないんですかぁ?」



一見、投げやりにも聞こえかねないこの言葉。

でも彼女のこの「いーんじゃないんですかぁ」には
否定の要素は見えないし
かといって、積極的な肯定も感じられない。

非難されたり、そんなんじゃだめだ!って説教されたりするのはイヤだけど
かといって、「そうだよ!そのとおりだよ!」ってぐいぐい後押しされるのも
なんだかこそばゆいし、案外プレッシャーだったりする。

「自分が思ってること、自分がしたいこと」
「言葉でうまく伝わらない不器用な想い」
「他の人からみればくだらないこと、ささいなこと」

強い自己主張をしたい訳じゃないけど
かといって、自分を殺したくはない。

そんな想いに対して、「いーんじゃないんですかぁ?」という言葉が

大きく暖かく、そしてなにより「程良く」包み込んでくれる。

こちらもまた「程良く」というところが、ポイント。

この言葉の持つ心地よさにミドリさんも、マサコさんも惹かれ
そんな言葉を発するサチエさんの人間性は、
フィンランド人のトンミたちにも伝わって、
そうしていつしか「かもめ食堂」に集うようになっていったんじゃないかな。

クリスマスツリー

その3 

「郷に入っては郷に従がえ・・・・なくってもOK」

一見、フィンランド人の生活スタイルに溶け込んでいるけど、
ものすごく日本人であることを意識しているサチエさん。

和食へのこだわりは相当だし、フ
ィンランドの食文化を取り込もうという気はさらさらないよう。

そのくせ、日本人観光客を相手にした商売はしたくない、
あくまでも商売の相手はフィンランド人なんだ
っていう固いポリシーを持っている。

そして売り物とするのは日本人のソウルフード
「おにぎり」

ミドリさんがかもめ食堂のためと思って、
おにぎりにフィンランドの食文化を取り込もうとしたときも、
サチエさんにしては珍しく
「かもめ食堂のスタイルには合わない」
と否定してた。

わざわざ食材を買ってきたみどりさんに対しては、さすがに拒否できず、
とりあえず作ってみましょう!と言ったものの、
改善しようとか、そーいう提案をすることなしに、
おにぎりには合わない、まずい、とあっさり却下。

このあたりがサチエさんの「絶対に譲れないこだわり」

それゆえにあのシナモンロールについては大いなる謎。
やっぱりあれが客寄せのきっかけになったから、定番メニューにしちゃったの??
それともよーするにサチエさんの好物ならなんでもOKとか!?

他(よそ)の国で住むのであれば、
その国の最も分かり易い文化=食を取り込むところから始めなきゃって思ってたし、
その国を知るのに一番手っ取り早いのは「食」だって思っていたから、
サチエさんみてたら、こんな風に思えたの

「郷に入っては郷に従わなくもアリなんだ~♪」

どんな集団に身を置こうと、自分が信ずるスタイルであればいい。
そういう生き方しても、なんとかうまくやっていける。
だめだったら、その時はそれはそれでいいじゃないか。

そんなサチエさんの生き方は、見る人に元気を与えてくれるんだよね。

クリスマスツリー

文字数、思いっきりオーバー!


改訂しようがないので、ここまでのとこアップしちゃいますね。

あたし、映画に関してはちょい辛口だったりするので・・・

中途半端ですみませんが
この記事へのコメントは無しで。

続き読んだらがっかりしちゃいそう・・・






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Last updated  September 21, 2007 05:56:03 PM
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