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Eureka22
旅日記を中心に京都を中心とした美味しいものや 映画の感想など気まぐれに綴っています* +現在の旅日記+ ・トルコ世界遺産巡り日記:連載中 ・ママといくバリ日記:連載開始予定 ・モンゴル日記:不定期連載中 その他国内旅行も随時upしています*
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結婚記念日のお食事に選んだのは こちらのお店 『鶯 (ル・アン)』 須磨離宮公園のすぐ隣にある 大正時代に建てられた迎賓館 「西尾邸」 こちらはあの「華麗なる一族」のモデルとなった 「岡田家」の邸宅や 初代通天閣をてがけた 建築家・設楽貞夫が設計したもの。 市の文化財にも指定されているこちらの建物が、 この春、レストランとしてオープン。 ちょうどあたしたちの結婚式も 大正時代の建物だったので 記念日にはぴったりと思い セレクトしてみました。 噂ではなかなか予約がとれないと聞いていたんだけど 1週間前に電話したら、あっさりOK。 ランチでも遅い時間帯にしたからかな? それでは早速お料理のご紹介。
ランチはメイン1品を選べるAコースと 2品選べるBコースの2種類。 今回はAコースにしてみました。 前 菜 サーモンとグレープフルーツ、ラズベリー、ニンジンなどのお野菜に レモンバームのジュレであえていて 湿気が高いこの時期、すごく爽やか グリッシーニに生ハムを巻いたものは 手焼きのグリッシーニが美味しい! ひよこ豆のピューレに お野菜をつけて食べるというお品では セロリが嫌いなあたしのために アスパラガスに変更してくれてました 本当はカニをキュウリやニンジンなどで巻いた 野菜のテリーヌ風なんだけど、キュウリがダメなので こちらもあたしのはニース風サラダに蛸のガリシア風。 いろいろ我が儘いってすみません
きのこのクリームスープ スープはもちろん美味しいんだけど スープに添えられたパイスティックがgood フライドオニオンを挟んで焼いてあって そのオニオンの香りが香ばしい 優しい味のクリームスープにスティックをつけて食べると とたんにグっとパンチが効いて また全然違った味を楽しめるんだ
鹿児島六泊豚のスペアリブ風 仔牛のフィレ肉 香草焼き 前菜やスープに比べると オーソドックスな感じもしないでもないけど お肉はどちらも柔らかくて美味しかったよ そしてデザートにはこんなメッセージが このお店では別料金になるけど ケーキと花束のサービスもあるよ ケーキも花束も 2日前にお互いに贈りっこしてるので こちらでは利用しませんでした。 2人のツーショット写真は しっかり撮っていただいちゃったけど これがまたすごくキレイに撮ってくださって 記念に大きなサイズで焼こうかなって思ってるトコ スタッフの方、ありがとうございます せっかくの文化財指定の建物 このまま帰るのは惜しいので 建物の中を案内してもらいました。 左:迎賓館として使われていた頃のwaiting room 建物に入るとまずこちらに案内されます 準備ができるとお席へ。 会計もこちらのお部屋で 須磨は冬場は割と冷え込んだらしく スチームヒーターが 壁や椅子の下に設置してあるの。 右:入り口はいってすぐに設けられた2階への階段 真ん中のテーブルは 昔、VIPルームで使われた長テーブルの 両端を切り取って繋いだ年代もの。 階段なかほどに設けられた大きな窓からは 邸内の緑がいっぱい見えます。 その上のステンドグラスもキレイ 左:昔も今もVIPルームとして使われているお部屋 ルームチャージはかかるけど ちょっとした会食にいかがでしょう? 部屋の奥にある カモメのステンドグラスがかわいい 床にも手の込んだ細工がされていて まさにVIPルーム 右:元は執務室で今はダイニングルームとなっているお部屋 一般のお客様はこちらでお食事となります。 大きく切り取られた窓から 差し込む日差しと緑が心地よい空間 ただ、食事をするスペースとして 作られた訳ではないので 一部のお席では柱の影になるのでやや暗いかも。 窓際の席は2名専用(無理して3名?)なので デートならぜひ窓側指定で
左:2階にある元は2部屋の和室だったのを繋げて作った大広間 欄干だけ当時のままで残してあります。 この大広間、床から一段高く上がっているんだけど これにはわけが。 実は和室だったころ、この部分に座って、窓を眺めると ちょうど須磨の海の水平線と目線が重なるように 設計されているとのこと。 今はマンションが建ってしまって、 昔ほど見事にはみえないけど それでも海は見えました。 こちらでは結婚式の披露宴会場や同窓会などで 使われているんだって。 右:地下にある元金庫を利用したワインセラー 手前部分は今は結婚式の親族控え室。 でも、元はなんと防空壕。 分厚い壁と重くて頑丈な扉に囲まれてるの。 地下室といっても半地下なので 窓があって、そこから地上に出入りできるんだよ。 2階や地下には他にも様々なお部屋があり どれも歴史が刻まれた 当時そのままの品が残されていて 大正時代にタイムスリップした感じ。 外国のお客様をもてなすための迎賓館。 なので当時では珍しいシャワールームがあったり (今はパウダリールームに変身) 一方で天井は網代を使った和風テイストの網細工。 こちらはもう修復不可能と言われていて 当時のまま大切に残されているそうです。 お庭と建物を繋ぐ非常に珍しい玄武岩のアーチは 財力がなせる技だったんだろうな~ (一番上の写真の右下部分) GHQに占領された時の2代目当主との逸話など 歴史ある建物だけに面白い話がいっぱい! 空襲では裏山の影になって攻撃されず 阪神大震災でも断層が違っていたため また元々地盤が固いとこなので ほとんど影響なかったんだって。 文化財であるこの邸宅が レストランとして生まれ変わるまでの お話もなかなか興味深いので 良かったらこちらを見てみてね。 『華麗なる洋館プロジェクト』 本当にスタッフの方がとても素敵な方で 他のお客様はとっくに帰ってしまったというのに あたしたちのためにずーっと付き合ってくださって 楽しいお話を聞かせてくれました。 あたしたちが一番最後の客だったから 時間割いて下さったのかな? 新たに作られたチャペルや 1軒まるごと貸し切りにできる披露宴会場まで じっくり見学させてもらっちゃった。 文化財なので手を入れられない部分っていうのも 逆にあって、いろいろ苦労もあるそう。 それでも敷地3000坪、 見渡す景色が全てこの家の所有という広大な土地。 この中にはまだ未整備となってる日本庭園もあるそうで まだまだこれからなんですよと 笑っておっしゃってました。 あたしもまた訪れたいなって思って メンバーズカード、作っちゃった 歴史の重みと品格を感じさせる建物に 新たに吹き込まれた若い力 まだまだ浅いあたしたちの歴史だけど こんなふうに新しい風をとりこめたらいいな
とっても素敵な時間を過ごすことができました 最後まで読んでくれてありがとう! 応援のポチよろしくお願いします♪ ↓
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