PR
Profile
Eureka22
旅日記を中心に京都を中心とした美味しいものや 映画の感想など気まぐれに綴っています* +現在の旅日記+ ・トルコ世界遺産巡り日記:連載中 ・ママといくバリ日記:連載開始予定 ・モンゴル日記:不定期連載中 その他国内旅行も随時upしています*
Recent Posts
Comments
Category
Calendar
Free Space
Favorite Blog
< 新しい記事
新着記事一覧(全825件)
過去の記事 >
あたしにしては珍しく ずいぶんとご無沙汰してしまいました 実はここんとこいろいろとありまして とてもブログに向かっている時間がとれず もう少しで収拾がつきそうなので あと一頑張り 旅行記も早いところすすめたいところなんだけど 写真の整理やらなんやら、仕上げるのに時間がかかるので 今回の話題は 『告白』 といっても、あたしがサプライズな告白をする訳じゃーありません 期待していた方、ごめんなさい 6月5日公開の映画 『告白』 公式サイトはコチラ '09本屋大賞 第1位 週間文春'08ミステリーベスト10 第1位 このミステリが読みたい'09 第3位 このミステリーがすごい!'09 第4位 とそうそうたる評価を得ているミステリーが遂に映画化 というわけで、遅ればせながら 原作を読んでみたんだ はっきりいってこういう賞ってあてにならない だって先日読んだとある受賞作品 本を投げ捨てたくなるほど、全然面白くなかったんだもん で、正直これもちょっとどうかと思ってたら いやいや、面白いっていうか、なんていうか こんなに”爽快な後味の悪いエンディング”が書けちゃうなんて 爽快な後味の悪さ? 矛盾してるよね でもまさにそんな感じの終わり方 救い、なんてものはありゃしない 簡単なあらすじはというと とある中学の1年生を担当する シングルマザーの女性教師 彼女は自分の娘を校内で亡くすという悲劇に見舞われる そして 3学期の終了式の日 教室で37人の生徒を前にこんな「告白」をする 『娘が死にました。しかし事故ではありません。このクラスの生徒に殺されたのです。』 女性教師の告白から始まり クラスメート、犯人、犯人の家族と それぞれの立場からの「告白」により 事件の全容がみえてくる そして時間は2年生の2学期の始業式の日へと流れ 向かえる衝撃のラスト 「衝撃のラスト」ってフレーズ、よく使われるけど ほんとにこの本のラストは ”うっひゃ~!!はぁぁぁぁ・・・・・” って感じ 『告白』のスタイルも語り手によって変えてるんだけど 一番面白くて、一番、オイオイなのが この物語で一番の被害者である女性教師の告白 あ、もちろん、一番可哀想なのは殺された娘さんだけど・・・・ ここでちょっと話変わるけど 金☆先生って好きですか? クラスからはみ出している生徒を救い 悩みを抱える生徒を救い 学校の中でも外でも何時間もかけて熱心に 生徒と向き合い、生徒のために語りかける☆八先生 日本が理想とする教育者、だよね そんな熱血先生もこの女教師が語るとこうなっちゃう 道を外して更正する人より、普段からちゃんとしている人の方がえらいにきまってます。 普段からちゃんとしている人に 授業を中断してまで語らなければいけないことなんてあるんでしょうか? 「そんな話はいいから授業を続けてください」 まじめな生徒が勇気を出して言うと、 人という字は・・・などとさらに無駄話が続きます。 と、金☆先生を見て教師を目指した人が ムカつきそうなフレーズが次々登場 こういうこと、人前では言えないけど でも心の隅でそんな風に考えたりしてるとこがある そういうのってないですか? この本にはそんな闇というか、本音というのが あからさまに描かれていて 読んでいてけして気持ちいいわけじゃない だけど、ぐいぐいひきこまれちゃうんだ やっぱ面白い 映画化にあたってのキャスティングも まさに原作のイメージ通りの配役 事件の関係者5人による6つの『告白』を どう映画としてまとめるか 楽しみ、楽しみ 唯一気がかりはこの物語のラストは物議を醸しだした いわくつきなものなので 映画化にあたり、一般ウケしようと 変なラストを作ったりしないかなってとこ クールかつスピード感をもつ”狂気”を どう描くのか期待してます そうそう、先月読んだ 「パレード」 これも面白かったです 同じ頃に公開された映画は見てないんだけど これもラストの数ページ、何度読んでもブルってきちゃう 「友達、恋人・・・あなたは本当にその人のことを知ってますか?」 若者4人が共同生活する 2LDKの狭いマンションの一室 そこへ1人の得体の知れない若者が紛れ込んでくる 同じ頃、近所では連続女性暴行事件が発生して・・・ これも主要登場人物である 5人の”告白”で構成されているんだよね 告白の時期が異なり、物語の最初と最後では 数ヶ月の時間差が生じているのも 先の「告白」と似てるかな ”罪を犯したものにとって一番恐ろしい罰とはなにか?” う~ん、考えさせられ、そして怖くなりました 若者一人一人がとても生き生きと描かれていて だからこそ、最後の最後の数ページに たどり着いたときに ええ?マジ、え、だって・・・そんな・・・こ、こわいよ~ って気分になるの 想像力がある人ほど怖くなるストーリー 映画化にあたってのキャストも ほぼイメージ通り 公式サイトはコチラ 主要登場人物を演じる俳優さんに 藤原竜也、貫地谷しほり、 そして最近お気に入りの林遺都くんがいるんだけど もう間違いなく、いい演技してることでしょう DVDになったら絶対見るのだ 同じ作家さんが書いた「悪人」も映画化 公式サイトはコチラ ブログお友達のぽこ田ぽこ夫さんのところで知って あたしもぜひぜひ読んでみたいんだけど これに関しては映画化のキャスティングがウムムというか 原作読んでない時点でこんなこというのもなんだけど 妻夫木聡&深津絵里のドラマ「スローダンス」ペアは なんとな~く、見る気がいまいちおきてこないの 俳優さんとしては嫌いってわけじゃないんだけどね 最後に最近みた映画について シャッターアイランド 公開終了間際に見に行ってきました デカプリオの訳の設定については ほぼ事前に予測していたとおりなので そのあたりについては意外性も感じなかったし 謎解きという点でも、島に行くまでの船や島に到着した直後の描写で はいはい、という感じになってしまってたんだけど この映画の良さは謎解きではなく デカプリオが演じた男の哀しみ これに尽きるね 最後の最後、デカプリオが呟く一言が効きました 「あなたは謎が解けるか!」「いくつの謎を見つけられるか!」 みたいに謎解き映画みたいに煽っていた 日本のマスコミ、いいかげんにしろ!って感じ 映画好き、ミステリー好きを舐めてる!? 謎解き映画と思うとがっかりするかもしれないけど 1人の男の哀しみを描いた作品と思えば よく出来ていると思います ☆オレンジピール☆さん、ありがとね 今日はあたしの「告白」はないって書いたけど やっぱ一言書いちゃおう この後、G.W.の旅日記、台湾日記、共に1ヶ月以内に 書き終えるつもりで、遅筆に鞭打って、頑張ります あ、これは「告白」じゃなくて、「決意表明」か なぜって? それはパスポートを持って旅行することが決まったから これは「告白」
『悪人』 September 29, 2010 コメント(22)
『THIS IS IT ~MJの奇跡~』 December 6, 2009 コメント(26)
『鹿男、ダークヒーローに変身!』 July 2, 2009 コメント(16)
もっと見る