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May 18, 2010
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カテゴリ:MOVIE

あたしにしては珍しく
ずいぶんとご無沙汰してしまいました

実はここんとこいろいろとありまして
とてもブログに向かっている時間がとれず


もう少しで収拾がつきそうなので
あと一頑張りぐー


旅行記も早いところすすめたいところなんだけど
写真の整理やらなんやら、仕上げるのに時間がかかるので

今回の話題は

『告白』


といっても、あたしがサプライズな告白をする訳じゃーありませんあっかんべー


期待していた方、ごめんなさいうっしっし


6月5日公開の映画

かちんこ『告白』かちんこ

告白2.jpg


公式サイトはコチラ

'09本屋大賞 第1位

週間文春'08ミステリーベスト10 第1位

このミステリが読みたい'09 第3位

このミステリーがすごい!'09 第4位

とそうそうたる評価を得ているミステリーが遂に映画化!!

というわけで、遅ればせながら
原作を読んでみたんだノート




はっきりいってこういう賞ってあてにならない

だって先日読んだとある受賞作品王冠

本を投げ捨てたくなるほど、全然面白くなかったんだもんぷー

で、正直これもちょっとどうかと思ってたら


いやいや、面白いっていうか、なんていうか

こんなに”爽快な後味の悪いエンディング”が書けちゃうなんて!!ショックびっくりスマイル


爽快な後味の悪さ?

矛盾してるよねうっしっし

でもまさにそんな感じの終わり方ほえー

救い、なんてものはありゃしないどくろ



簡単なあらすじはというと


とある中学の1年生を担当する
シングルマザーの女性教師

彼女は自分の娘を校内で亡くすという悲劇に見舞われる

そして
3学期の終了式の日
教室で37人の生徒を前にこんな「告白」をする

『娘が死にました。しかし事故ではありません。このクラスの生徒に殺されたのです。』

女性教師の告白から始まり
クラスメート、犯人、犯人の家族と
それぞれの立場からの「告白」により
事件の全容がみえてくる

そして時間は2年生の2学期の始業式の日へと流れ
向かえる衝撃のラスト


「衝撃のラスト」ってフレーズ、よく使われるけど
ほんとにこの本のラストは

”うっひゃ~!!はぁぁぁぁ・・・・・”失恋

って感じうっしっし


『告白』のスタイルも語り手によって変えてるんだけど
一番面白くて、一番、オイオイなのが
この物語で一番の被害者である女性教師の告白

あ、もちろん、一番可哀想なのは殺された娘さんだけど・・・・


ここでちょっと話変わるけど

金☆先生って好きですか?

クラスからはみ出している生徒を救い
悩みを抱える生徒を救い
学校の中でも外でも何時間もかけて熱心に
生徒と向き合い、生徒のために語りかける☆八先生

日本が理想とする教育者、だよね


そんな熱血先生もこの女教師が語るとこうなっちゃう

道を外して更正する人より、普段からちゃんとしている人の方がえらいにきまってます。
普段からちゃんとしている人に
授業を中断してまで語らなければいけないことなんてあるんでしょうか?
「そんな話はいいから授業を続けてください」
まじめな生徒が勇気を出して言うと、
人という字は・・・などとさらに無駄話が続きます。

と、金☆先生を見て教師を目指した人が
ムカつきそうなフレーズが次々登場


こういうこと、人前では言えないけど
でも心の隅でそんな風に考えたりしてるとこがある

そういうのってないですか?

この本にはそんな闇というか、本音というのが
あからさまに描かれていて
読んでいてけして気持ちいいわけじゃないしょんぼり

だけど、ぐいぐいひきこまれちゃうんだ

やっぱ面白いスマイル

映画化にあたってのキャスティングも
まさに原作のイメージ通りの配役


事件の関係者5人による6つの『告白』を
どう映画としてまとめるか


楽しみ、楽しみ赤ハート


唯一気がかりはこの物語のラストは物議を醸しだした
いわくつきなものなので
映画化にあたり、一般ウケしようと
変なラストを作ったりしないかなってとこ

クールかつスピード感をもつ”狂気”を
どう描くのか期待してますグッド

ノート かちんこ ノート かちんこ

そうそう、先月読んだ

「パレード」ノート



これも面白かったですピンクハート

同じ頃に公開された映画は見てないんだけど
これもラストの数ページ、何度読んでもブルってきちゃうショック

「友達、恋人・・・あなたは本当にその人のことを知ってますか?」

若者4人が共同生活する
2LDKの狭いマンションの一室
そこへ1人の得体の知れない若者が紛れ込んでくる
同じ頃、近所では連続女性暴行事件が発生して・・・

これも主要登場人物である
5人の”告白”で構成されているんだよね

告白の時期が異なり、物語の最初と最後では
数ヶ月の時間差が生じているのも
先の「告白」と似てるかな

”罪を犯したものにとって一番恐ろしい罰とはなにか?”

う~ん、考えさせられ、そして怖くなりましたほえー


若者一人一人がとても生き生きと描かれていて
だからこそ、最後の最後の数ページに
たどり着いたときに

ええ?マジ、え、だって・・・そんな・・・こ、こわいよ~

って気分になるのほえー

想像力がある人ほど怖くなるストーリー

映画化にあたってのキャストも
ほぼイメージ通り

パレード.jpg

公式サイトはコチラ

主要登場人物を演じる俳優さんに
藤原竜也、貫地谷しほり、
そして最近お気に入りの林遺都くんがいるんだけど
もう間違いなく、いい演技してることでしょう目がハート

DVDになったら絶対見るのだビデオ


同じ作家さんが書いた「悪人」も映画化かちんこ

公式サイトはコチラ

ブログお友達のぽこ田ぽこ夫さんのところで知って
あたしもぜひぜひ読んでみたいんだけど
これに関しては映画化のキャスティングがウムムというか
原作読んでない時点でこんなこというのもなんだけど
妻夫木聡&深津絵里のドラマ「スローダンス」ペアは
なんとな~く、見る気がいまいちおきてこないのしょんぼり

俳優さんとしては嫌いってわけじゃないんだけどねうっしっし


かちんこ かちんこ かちんこ かちんこ

最後に最近みた映画について

かちんこシャッターアイランドかちんこ

シャッターアイランド.jpg

公開終了間際に見に行ってきました

デカプリオの訳の設定については
ほぼ事前に予測していたとおりなので
そのあたりについては意外性も感じなかったし
謎解きという点でも、島に行くまでの船や島に到着した直後の描写で
はいはい、という感じになってしまってたんだけど
この映画の良さは謎解きではなく
デカプリオが演じた男の哀しみ涙ぽろり

これに尽きるね

最後の最後、デカプリオが呟く一言が効きました涙ぽろり

「あなたは謎が解けるか!」「いくつの謎を見つけられるか!」

みたいに謎解き映画みたいに煽っていた
日本のマスコミ、いいかげんにしろ!って感じぐームカッ

映画好き、ミステリー好きを舐めてる!?ぷー

謎解き映画と思うとがっかりするかもしれないけど
1人の男の哀しみを描いた作品と思えば
よく出来ていると思います赤ハート

☆オレンジピール☆さん、ありがとね


今日はあたしの「告白」はないって書いたけど

やっぱ一言書いちゃおう

この後、G.W.の旅日記、台湾日記、共に1ヶ月以内に
書き終えるつもりで、遅筆に鞭打って、頑張りますぐー

あ、これは「告白」じゃなくて、「決意表明」か

なぜって?

それはパスポートを持って旅行することが決まったから赤ハート

これは「告白」ウィンク






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Last updated  May 18, 2010 10:39:46 PM
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