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カテゴリ:ISHIKAWA
9月5日の日記で紹介したヤセの断崖を舞台にした 映画・ゼロの焦点 1961年のオリジナル版をみたんだけど 映像、脚本、演出、音楽、女優さんの演技 どれをとっても迫力のある重厚作品 2時間サスペンスドラマでの「崖の上で犯罪を告白」という ラストシーンはこの作品が元になっているの いろんな要素を盛り込みすぎてダラダラと長い昨今の映画と違って 91分という短い作品なのに濃密な内容 戦後という時代背景が重要なキーワードとなるこの作品は その当時を知る人たち、理解できる人たちが作ったからこそ これだけの説得力をもって描くことができたんだなって思ったよ なので2009年版はこれを越えるとは思えず ちょっと手が出せなくなっちゃったの・・・ ちなみに同じ松本清張原作+野村芳太郎監督作品の映画 ”鬼畜” ここでも能登の断崖が重要な舞台となってます これがまた泣けるのよ・・・ 全体としてはものすごく怖い映画なんですけどね 夫の愛人が置き去りにした子供達に対する妻・お梅の憎悪と仕打ち お梅に逆らえず次々と我が子を葬ろうとうする夫 岩下志麻さんの凄みのある演技と緒形拳さんの切ない演技は 一見の価値ありです お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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