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カテゴリ:アホアホな日常
人間生きている間に、様々な不思議に出会うことがあります。
怪奇現象であったり、超常現象であったり、自然現象であったり・・・ そんな訳で私にもついに、その瞬間がやってまいりました。 先日、シャチョーがウキウキ持って帰ってきたものが、全ての不思議の始まりでございます。 「アズさん、シノルさん、これをお茶の時にみんなに出してあげて」 と、シャチョーが差し出したのは怪しげな包み。 同僚のアズちゃんと共に、既に嫌な予感がしてまいりました。 しかし、シャチョー自体が不思議な我社。 アズちゃんは慣れたもので「ハーイ。」とおりこうさんな返事をします。 「種類は忘れたけど、ハーブティーだから、それでリフレッシュして」 そう言い残してシャチョーはまた、不思議の世界へ旅立っていきました。 「ハーブティーだって」 アズちゃんは早速匂いを嗅いでいます。 「う、何か草の匂いがする」 ハーブって確か草だもんね。 「シノルさんも嗅いでみて~」 そう包みを勧められ、好奇心もあってクンクンしてみます。 ああ・・・草だ。うん、確かに。 包みの中にはコロンとした、丸い草の塊がいくつも入っていました。 「明日の朝、みんなに出そうか~」 「そだね~」 明日コレを直接口にするわけか。目が覚めそうだなぁ・・・とか思いつつ、次の日出社するまでその存在すら忘れておりました。 そして今朝。バタバタと駆け込み出社をした私に、アズちゃんがススス・・・と近づいてきました。 「シノルさん、昨日のハーブティー出そうか」 あ、そういえばそんなのがあったね。 毎朝出すコーヒーは既に、コーヒーメーカーがせっせと作っておりましたが、その横で私はハーブティーなるものを作り始めました。 作り方はいたって簡単。 1.お湯をコップに注ぐ。 2.ハーブティーの素をポンと放り込む。 3.ふやけるまで待つ。 その手順で次々とハーブティーを生産していきます。 これが噂のハーブティーの素。 うっっっ!!!なんじゃこりゃーーー?! 私の心の悲鳴をよそに、ハーブティーなるものはどんどん進化を遂げていきます。 まるで一億五千万年の歴史を、一瞬で見せられたかのような気分です。 進化途中のハーブティーの素。 進化したハーブティーなるもの。 「先生、私もう子供じゃないのよ。大人の女として花開いたの」 幻聴が聞こえてきました。先生ってダレダ。 アズちゃん「キモーイ!」と大爆笑です。 とりあえず2人で撮影会です。 何か・・・花っていうより。イソギンチャクみたいな・・・。 最初、試飲してみると、お湯の味しかしません。 まぁ、こんなもんか~。と社員の皆様にも提供してまいります。 皆さん、コップの中を見て「うっ」と言葉を詰まらせております。 「飲めるの?」などと、ハーブティーに対して失礼な方もおられます。しかし私は、確信を持って「飲める」と返すことができませんでした。 もしかしたら、『心臓の弱い方はご注意ください。』と注意書きされている可能性もございます。 皆様がリフレッシュする予定のハーブティー。 おや?どんどんお湯の色が濃厚になってきています。 『ヤバイ』 本能的に危機を察知した私は、急いで自分の席に戻りノルマを果たそうと、ハーブティーに口を付けました。 しかし。時、既に遅し。 イソギンチャク、もといハーブティーの素は、自分の能力を余すところなく発揮しておりました。 何て働き者なのでしょう。頑張らなくていい所で、やたら頑張る人のウザさがあります。 「にっが~~・・・・・」 苦さと渋さの絶妙なブレンド。ちょっぴりハードボイルドな雰囲気です。 まぁ、ぶっちゃけ。『マズイ』と。 ごめんなさい、シャチョー。とてもリラックスできるような代物ではありません。 シノルは過去にハーブなるものを飲んで、美味しいと思ったことがございません。 知り合いがイギリスで購入してきてくれたハーブティーのティーパックも3回ほど使用して、あとは封印しました。 慣れてないだけなのでしょうか。 それとも高確率で、マズイものばかり口にしているのでしょうか。 高い金出すなら、日本茶や中国茶のほうがいいや。と思ってしまうシノルは完璧なアジアン。ビバアジアン。 とりあえず。大輪の花を咲かせて勝ち誇るコヤツをどうしてやろうか・・・。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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