STEINS;GATE 恩讐のブラウニアンモーション 1/溝口岳史
ブラウン管工房のミスターブラウンこと、天王寺裕吾が最後まで明かすことの無かった過去の物語。本編に関係するネタばれを相当量含みます。シュタインズ・ゲートのトゥルーエンドを知らない方は、読まないでください。なんでミスターブラウンが主役?って思った方はまわれ右。アニメのラストを見るまで、もしくはゲームを全部遊ぶまで、この本を(出来れば)手に取らないで下さい。表紙は天王寺と橋田鈴。もし、あのときにラボに現れていたら、ラボメン、特にダルなんてどんな顔をしたんだろう。物語は、α世界線の現在と過去を行き来する構成になってました。現在の自分の置かれた状況に、「このままでいいのか」と疑問を抱きつつ暮らす天王寺。そして、橋田鈴の墓参りを機に、秋葉原に来た頃のことを思い出してました。アキバにというか、日本に来てからラウンダーになったのかと思ったら、フランスに居た頃から?当時はM2を名乗ってたんだ・・・。だから、γ世界線のオカリンがM3で、彼女がM4なんだ。ほんと、細かなネタでもにやりとしちゃいます。秋葉原でひったくりにあった女性を助けたのを機に、橋田鈴と知り合いになった模様。・・・犯人と間違えられて、やられちゃった・・・(^^;鈴さんが、あの自転車を今でも大事に乗ってるところが見れて嬉しいし、今でも戦士のままなんだ。2010年にブラウン管工房があるビルは、1997年は鈴さんの持ち物。天王寺が収集屋をやりたいから貸してくれと頼んだ時の、おせっかいなほどのお手伝いっぷりも、未来を変えないための布石と、バイトとして雇ってもらった恩返しなんでしょうね。天王寺の、ラウンダーの仕事は「橋田鈴を見はること」。SERNにハッキングした形跡があることと、IBN5100を手に入れたという情報があること。さらに、1976年以前の経歴が不明・・・。SERNって意外と抜けてるのかしら(^^;そして、ハッキングしたのはひょっとしたら、ドクター中鉢とフェイリスパパなんじゃないかと予想してみたり。橋田鈴と天王寺裕吾の今後が、かなり楽しみです。何より、ミスターブラウンの奥さんになりそうな女性も出てきてるし(笑)番外編は、2010年の夏のコミマに、ラボメンと綯(ついでにミスターブラウン)が参加する話でした。これは、シュタインズ・ゲートに到達した後かな?紅莉栖がBL同人誌を買いあさったり、昔の同人誌を読むためにコスプレしたりと、紅莉栖がいろんな意味ではじまってました(^^;綯もノリノリでコスプレして、また参加したいって・・・。ミスターブラウン、頑張れ(^^)b【送料無料】STEINS;GATE 恩讐のブラウニアンモーション(1)