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カテゴリ:思い出
若い頃、夜出歩くとナンパされるのが常だった。
一人で出掛けた時なんかは、帰りに誰か送ってくれないかと誘われるのを待っていた。 勿論車で無いとダメ。 知らない人の車に乗るのに抵抗は無かった。 何処かに連れて行かれたら逃げれば良いと思っていた。 幸いな事に、変な事(連れ込まれたり山中で放置されたり・・・諸々)をされたことが無いので、怖いとかそういう事を思わなかったのだと思う。 それどころか、後日も呼び出して迎えに来てもらった男性もいた。 友達の一人が私と同じような感じだったので、二人でナンパされに出歩いたこともある。 ある日、「昨日ナンパされた男と遊びに行くでぇ~」と一緒に行くと、車にとある自由稼業のステッカーが・・・って事もあった。 その日は、大学の友達とJazzを聴きに行っていた。 深夜に終わったので、勿論電車もバスも無い。 学校に行く時にはタクシーに乗ったりしたものの、そういう時はなんだか勿体無く感じて、放置自転車を二人乗りして(※いけないことです)帰っていた。 私の家は盛り場から少し離れた所に在った。 自転車では30分くらいだけど、坂道が続く。 二人乗りでは無理そうなので、降りて自転車を押しながら歩いていた。 灯りのある場所からは既に離れていて、その辺りは人通りも少ない。 疲れたなぁなんて話していると、前から紺色のクラウンが近付いてきた。 車の中には一人しか乗ってない様子。 「おいおい、女2人に一人でナンパかいな?!」 私達の横にとまった車の窓が開いて、その男が言葉を発した。 「お前こんなところで何してるねん?」 街灯にぼんやりと浮かぶその男の顔は、見た顔であった。 それもそのはず。同じ大学の友達であった。 ドライブして最後は家まで送り届けてもらった。 てっきりナンパかと思っちゃった。。。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
Oct 24, 2006 11:01:29 PM
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