ハムレット
シェークスピアのいけず~!(ちびまる子風)これがシェークスピア作のハムレットを読んだ感想。 ハムレットが悲劇と知らなかったので、父親の復讐をするチャンスがあったとき復讐が果たされハムレットとオフィーリアに幸せが訪れると思った。しかしシェークスピアに裏切られた・・・だからあしながおじさんに登場したジュディはハッピーエンドの空想をしていたんだ! 戯曲を初めて読んだ。人物描写や情景描写がなく会話ばかりだったがストーリーは掴む事ができた。ページ数は多いが会話ばかりなので短い時間で読み終えてしまった。戯曲を元に演出家などが解釈して誰に向かってセリフを言わせたり、セリフへの感情入れ、表情作り、衣装、舞台装置を作って劇になることがわかった。つまり解釈によっていろいろなハムレットになるのである。 読んだ本には脚注があり解説があった。しかしセリフの先頭の(傍白)には解説がなかった。意味が分らなかったがセリフを読んでいてストーリーはわかった。さすがに(ギルデンスターンに傍白)とあって辞書を調べる必要性を感じた。ぼう‐はく【傍白】演劇で、相手役には聞こえず観客だけに知らせるかたちでしゃべるせりふ。内心のつぶやきなどを表す。わきぜりふ。 思わず最初に解説をつけてくれよ~と心の中で文句を言ってしまった。最初から読み直した。幸いにも(傍白)は少ししかなかった。戯曲初心者の失敗例として暴露しておく。 さてハムレットといえば、ハムレットの有名なセリフがある。 To be, or not to be: that is the question. 昔、「生きるべきか、死ぬべきか、それが問題だ」と聞いたことがある。しかし訳者によって表現が違うらしい。松岡和子訳では「生きてとどまるか、消えてなくなるか、それが問題だ」だった。坪内逍遙は「存(ながら)ふるか、存(ながら)へぬか? それが疑問じゃ」だそうだ。翻訳本は違う訳者のものを読むことでも楽しめそうな気がする。シェイクスピア全集(1)[僕はハムれっと!眠るべきか、食うべきか、それが問題だ!] ●ハムスターブログランキング参加中●(1票お願いします)