|
カテゴリ:カテゴリ未分類
我が家は都会とよばれる街の郊外に位置する。旦那はこの街で生まれ育った。(きょうから、呼び捨て)
新しいものをあまり受け入れない保守的な街だが、安定し安全であることには間違いない。真面目で勤勉な人が多く住んでいるとここに暮らす人達は思っているようだ。 りす、鹿、アライグマ、コヨーテ、オパッサム(鼻がとんがり、長いしっぽを持つ)らと共存する。 同じ街のなかも西の辺り、東の辺りで住んでいる人達の雰囲気が違うことは噂に聞いてはいたが、4年前、東側に引っ越して来て実感する。リッチな人々が多く、持つか持たないかで人を判断する雰囲気が感じられる。まあ、気にしていても仕方ない。合わないなあ、とは思うが。 引っ越した理由は前の家はバスルームがひとつしかなかったからだ。キッチンも狭かったが、ベッドルームは3つあった。日本の住宅事情からいったら贅沢なのだろうが、困ったのがJがトイレに入ると永遠に出てこず、そういう時に限って長女が行きたくなったり、私だって、ドアを何度叩いたことかあっただろうか。 そして、もうひとり子供が増えることが分った時、どうしても、もう一つバスルームがある家に住みたいと頑張ったのが、私だ。”贅沢は言ってないと思う、欲しいのはもうひとつのトイレだけ。”とがんばった。 旦那はその必要はないと言い張り、私は、”あなたは職場にトイレがいくつもあって、行きたい時に行けるだろうけど、私達にはそれが出来ないんだから!”と主張しもめた。 結局、彼はその必要性を妥協して認めてくれ、今住んでる我が家に移ってきたのだ。 トイレの数は充分にある。我が家は平屋で、メインフロワーにバスルームのトイレがひとつ。そしてトイレのみのトイレがひとつ。地下にひとつ。合計3つのトイレがある。 ある日、外で食べ過ぎて帰って来た時、みんなドアを開けるなりトイレに直行。この時ほどトイレがたくさんあることに有り難みを感じたことはなかった。 トイレの奪い合いの紛争はここに越して以来皆無だ。私の我が儘も家庭平和に貢献したと云っていいだろうか? お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
|