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2005.02.02
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テーマ:海外生活(7774)
カテゴリ:冬そして
2月1日。
きょうも暖かく0度を越えた。午前中は図書館へ行って、
”The Da Vinci Code"
"The Lovely Bones"
"Little Chinese Seamstress"
以上3冊借りてきた。ダビンチコードはずいぶん前から評判を聞いていたが
翻訳された日本語版は高くて買えないし、英語で読むのは労力を必要としていそうで手が出なかったのだが、
HPで英語でも大丈夫、歴史に強くなくても大丈夫、とあったので、早速図書館へ行ってみた。
そして、その近辺に2冊あった本も衝動的に借りて来た。
”Little Chinese Seamstress"は1954年生まれの中国人フィルムメーカーによって書かれたものだ。
彼は1984年に中国からフランスへ渡って、2000年にこの本を書いている。
オリジナルはフランス語で書かれ、英訳されたものが今私の手元にある。
すると、彼は6年間の間にフランス語をマスターして本を書いたことになる。中国にいた時に既に外国語の選択で学んでいたかもしれないが、
これだから、中国の頭のいい人はね~と感心してしまった。

実は表紙の子供の赤い靴の写真に惹かれて借りたのだが、なかなか面白そうだ。

この本の映画化も決まっているらしい。
ひょっとするともう出来上がっているのかも?

中国映画は我が家でもこの頃見ている。ひとつは”Together”
才能ある少年バイオリニストとその父親の物語。
田舎からその少年の将来を考えて地元の職を辞めて都会(北京)の大学の先生のもとへ親子が出るところから話が始まる。母親はいない。
我が旦那は、その父親の子供のバイオリンに賭ける様子を見て、「まるで君のようだよ」と言っていた。

ストーリーも良かったが、なにより興味を引かれたのが中国の変わり様。
20年も前、中国が私の初めての海外だった。
噂のトイレも体験、これ何の肉かしら~も体験、満員、座席の下にも人が横たわるような満員列車も体験、当時カタコトもやっとの英語での飛行機のリコンファ-ムも体験、若かったから出来た冒険だった。
映画に出てくる街はその時の中国からは想像を絶する変わり様だった。
少年が都会に出てからの二度目のバイオリンの先生は大学の先生でもあるのだか、彼の住まいには、こちらのダウンタウンの高級ホテル並のバスルームがあった(グレーで統一してあり、シンクもフォーセットもToToのカタログに載っているようなモダンなもの)
また、キッチンには日本の最新型の湯沸かし器があって、驚きだった。
なんていったって、我が家にあるのは

象印の花柄だし。 

少年が淡い恋心を抱く女性と闊歩する街のウインドウには日本とほとんど変わらないファッションが見られた。
私が訪れた当時はまだ人民服を着た人が多かった。

夕方は娘のレッスンに付き添って湖の近くに行った。


湖はまだ凍っていて、静止したままだった。
雪が漂流しているようにも見える湖は白く
その果てには空との境目がグレーとも淡いみどりともつかない色があって、
そこから何層にも色が重なり合ってグレーの空へと広がっていた。

レッスンの出来はあまり良くなかったのだが、あと数週間に控えたオーディション。
ここからはもう本人次第だ。

深入りしない為にも、
この3冊の本は我が家のピースメーカーになるだろう。





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Last updated  2005.02.02 13:23:03
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