Ordinary Days

なんだか夏のような日だった
最高気温２５度ぐらいあった？かも。
文句は決して言わないぞー。
あのいつまでも続いた冬の寒さを思い出せ
日焼けしようと
もうすぐ蚊が出ようと
寒いより【いいんだ！】

が

家の横のちょっとした花壇の雑草の手入れをした
地面に這いつくばって
髪を振り乱し
固く乾いた大地に深く根を下ろした
たんぽぽを
ひたすら抜く

ふぅ～

「暑い」

「君は～ダンディライオン～」って歌があった
この次の歌詞がわからない為
この箇所が繰り返し繰り返しぐるぐるして
作業を続けた

そのせいか
右手が重い
明日はどんな痛みに変化してるのだろう

ダンディライオンに恋心を歌うユーミン
アメリカでダンディライオンは
憎き絶滅すべき
美しい芝生の緑を汚す雑草
花とは呼ばれない

日本人の友達がアメリカ人に
「あの花は英語でなんと言うのですか？」と訊いたら
"Oh~, That's not a flower, it's a weed"
の答えが返って来たと嘆いていたっけ


明日は雨の予報だ
しめしめ
庭に蒔いた芝生の種にちょうどいいじゃないか

すっかり
「ミレー？の種をまく人」気分でパーッと種をつかんでは180度の範囲に腕を降って庭を歩いた
結構楽しいんだ、これが
芝生が禿げた箇所にはちゃんと土も足して
その上に種を蒔いた

ふさふさの芝生を夢見て（自分でもあきれる）

歳月を経て
私のなかの
ダンディライオンへの愛おしさは

すっかり
「消えていた」のだよ～