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2005.08.06
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昨夜は旦那の職場関係の方の結婚式に出席した

アーリーアメリカンを思わせる木造の小さな教会で
木製の長いベンチに皆で詰めて座った
天井にはシーリングファンがまわる
ゲストがどんどん入ってくる間
ピアノで聞覚えがある数々のクラッシックが流れる

ん?

なんか
上手いなあ
この人
で注意してピアニストを見てみたら見覚えがある人

今から4年前娘がまだこの地域のミュージックスクールでレッスンを受けていた頃に
当時就いていた先生のスタジオクラスで時々伴奏にきていた彼女だった
彼女は専属の伴奏者ではなかったので
2~3回伴奏してもらったことがあるかないかだったが
ロシア人の女性の顔つきそのもので
かなり上手いことが素人の私でもよくわかったので印象に残っていたのだろう


彼女
式がまだ始まる前のリラックスムードの時間のバックグランドを演奏していたのだが
ソロで歌うことになっている人と世間話をしながら
(顔がその話相手に向いているから鍵盤を全く見ていない)
(体が半分右側によじれた感じ)
ガムを噛みながら
手だけが鍵盤の上を自由自在に動いて
【美しい】音色を奏でていた
その神業に近いと思われる、そうですよね?演奏ぶりに目が釘付けになった
教会の賛美に使われるような簡単なメロディーではなく、クラッシックの難しい曲よ。
ここに曲目を羅列出来る知識がないことがとても悔やまれる。

結婚式後に挨拶に行ったら
確かに彼女は当時そのミュージックスクールで伴奏を時々頼まれてしていたことが明らかになった。
この教会は彼女がフルタイムで賛美の時間をまかされているミュージックディレクターであることも判った。
しばらくお互いの近況を話していたのだが
ふと思いついて、娘が夏の間お世話になったロシアの先生の話をしてみたら
やっぱり~、彼女はその先生をよく知っているようで、彼を褒めちぎっていた。

「彼も私のことをよく知っているから、もしこれからリサイタルがあったらぜひ伴奏したいわ、
ソナタだったら最高。ソナタが好きなの」

と素早く連絡先を残して去って行った

ロシアンミュージシャン
他の国のミュージシャンとは何かが違う
何だろう
妙に惹かれる

周波が合っているとしか言いようが無いのだが


もうひとつこの結婚式について

カップルは若い22才の可愛らしい、背が私より少し低い!!(珍しいでしょ、アメリカ人で)きれいに日焼けして歯が真っ白な新婦と、結婚2度目35才~40才の新郎だった
新郎はその日ゴルフに行っていたから日に焼けて顔が真っ赤だった
で、この新郎には前妻(離婚されたよう)との間に二人、男の子と女の子の子どもがいて、(その一人はアジア人の男の子だったから、彼はアダプトされたのかな?)この二人も結婚式に直接関わって何か誓いの言葉を述べていた

式が中盤に来た頃、
女の子(10才ぐらい)がしゃくり上げて泣き始めたので親戚の誰かがその子の肩を抱いて式を退場した

式後
私がピアニストと話をしている時
今度は目を真っ赤にした男の子の方(9才ぐらい)が私達の前を通り抜けて
またまたその親戚の方にあたるような女性に連れられてトイレに行った

事情は全く分からないのだが
この二人は新しく結婚した父親に引き取られて育てられることになっているらしい


新婦はホントにニコニコして可愛らしく
嬉しさで弾けて
新郎を愛していることが体じゅうから溢れんばかりだったのだが
それと対照的に
新郎は始終緊張した様子で
泣いたふたりの子供達の様子を親戚の女性と目でチェックし合っていた

なんだか
複雑だあ

「どうしてもう一度結婚したいって思ったんだろうね?」
「私はきっとそうは思わないと思う」の私の言葉に旦那が

そりゃ、愛し合ってるからじゃないの?きっと結婚が良かったからじゃないの?
えっ、何?そう思ってないわけ?と矢継ぎ早に言った後、

「レッツ・ノット・ファインド・アウト」

とまとめていた





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Last updated  2005.08.06 23:23:43
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