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今朝起きていつものように子どもが起きるまでの時間をコーヒーを飲みながら
このノートブックを開けて トピーがいそうなテレビの後ろを覗きに行った いない 長男の部屋へ探しに行く いない 私の寝室へ ドレッサーの下 旦那のドレッサーの下 ベッドの下 いない 長男を起こし家中探すがいないのだ もし外へ出たとしたら旦那が朝出掛けた時としか考えられないが トピーは年寄り猫でそんなドアが開いた瞬間に走り出せる俊敏さはない 念のため旦那に朝出掛ける時にトピーが出てしまった可能性あるか訊いてみたが 絶対それはあり得ないということだったし 全員起こして家中捜索した。 行くはずがない地下へ行って洗濯機、乾燥機の裏、旦那のオフィス、机の下ありとあらゆる隙間をみんなで這いつくばって探したが いない!! 猫はこうやって或る時突然いなくなることあるんだよ。 私は知っている。 独身時代に友達が拾って来た猫、「みかん」は黒猫の暴れん猫で カーテンなんかもよじ登るし アパートを留守にして実家へ暫く帰った時友人に一週間預かってもらったのだが、 引き取りに行った日 「よくぞ置いて行きやがったなー」という感じでフーーッと怒るような猫だった その友人宅は仲間が集まってがやがやしていたのにすぐに私の膝に入って寝ていた お風呂へ入るとバスタブのふちでじっと待つし 料理をすると肩に乗って包丁の動きをじっとみつめる アパート暮らしを終えて実家へ帰る事になった日 みかんをバックパックへ入れて初めて電車に乗ったのだがバックパックの隙間から頭だけ出して 行儀よくしていた 自分はこの人と一緒だったら大丈夫ってわかっているようだったなあ 実家に帰って みかんは私の両親にも可愛がられて その頃は車に乗るのが大好きな猫になっていた 誰かが車を開けるといつの間にかみかんが乗り込んでいる 朝私が出勤しようとして車を見るとみかんがダッシュボードに座っていることが何度もあった 一体どうやって入り込んだのか・・・・ このみかんが ある日 突然いなくなった みかんは勝手に家の中と外と出入りしていたから いなくなって最初の日は明日は戻ってくるよと軽く受け止めていたが それが二日過ぎ、三日過ぎ 【みかんはもう戻ってこない】と確信した時はなんとも切なくて悲しくて 24才にもなろうとしていた私は子どものようにオイオイ泣いたのだ トピー、おまえもか そうやってこつ然と姿を消すの? 一日中 もしかしてトピーはドアの後ろかもと思いついて開いているドアの後ろを覗いたり 家中のクローゼットを覗いた カーテンの後ろ ピアノの後ろ いないとわかっていてもソファーを持ち上げてみたり でも 何度思い立って探してもいない 夕方になって 旦那が帰って来て 「もう一度、みんなで徹底的に探そう」と提案し 皆で地下へ降りた(一階にいたら餌を食べにくるとかトイレに行くとかするはずだから) ブロイラーがある場所にはスーツケースや使わない椅子、ラッピングペーパー、イースターもの、クリスマスもの、がちゃがちゃ置いてあるのだが そこももうすでに何度も探した場所ではあるが 【徹底的】に探す決意をしたので 置いてあるもの全てを動かして懐中電灯で照らしながら探した 旦那が 「トピー、トピー」 名前を呼んで探している しかしすぐその後に 「ここに居たのか、トピー」と言っているではないか! 「エッ、トピーいるの、そこに?」 いた 旦那が抱き上げて ダスターのようになったトピーは私たちのもとに戻って来た ったくー ったくー またまた缶詰のフードをあげてしまったのである トピーも状況が良く飲み込めないで慣れない我が家に来てしまって可哀想か オリジナルのオーナーはいなくなるし(アレルギーになってしまって仕方無いのだけど猫には理解出来なかっただろうね) 義母は今月末には戻るが、猫にとってみれば義母もどこかに行ってしまった状況だろう。 で、いきなり 子どもがいろいろおもちゃを持って来ては遊ぼうとする家に連れて来られてしまって 混乱してるのだろうな でもねー 「トピーはもう戻って来ないんだ」と怒ったように言う長男の言葉に 末っ子はベッドへ行って泣いていたんだよ わかってね トピー。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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