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エステートセールに幾度に思うのは
ここにはどんな人が住んでいたんだろうって この日行った家は1969年に建てられた2階建ての割と大きな家 メインの通りから細い通りを入り込み このエステート・セールがなかったら私のなかに存在しなかった 察するにオーナーはお年寄りで もしかしたら一人残されたおじいさんかおばあさんが亡くなったか 介護ケアの施設へ行くことになって家と物を処分する理由でこのセールが行なわれることになった? その家は解体されるらしく、エステイト・セール/解体セールだった ドア、シャンデリア、ホールウェイのライト、バスルームのシンク(大理石だし)にも値段がついていた ドアはしっかりした重いドアで取っ手の金具もデザインがステキだった 私がハンディだったら買いたかったくらい 子供部屋の二段ベッド、タンス、ランプも30年ぐらいの歴史があるから古くさいが 物が良い感じがする 女の子がいたのか お人形のアンティークのベッドもあった マスターベッド・ルームに行くと黄ばんだウエディングドレスが目に留まった 時が流れることは良いことなのだ 基本的には 時で癒されることがどれほどあるだろう ただ こんなのを見ると ちょっぴり切ない その人がそこに暮らした確かな足跡 先月行ったエステート・セールは 教職をリタイヤして何年にもなるおばあさんが 養老院へ行く事になったから行なわれたものだった 彼女の家は 子供の本に始まって大量の本で埋め尽くされていて アーリー・アメリカンぽっいアンティーク いろんな型のバスケット 猫のクロスステッチ、猫のクッション、猫の置物、猫のステンドグラス(猫がお好きだったんだろう) 高価そうなカットグラスのセット アンティークのキルトと魅力的なもので詰まっていた 先生だったからきっとクリスマス、誕生日と生徒からギフトをもらったに違いない カード、便せんと封筒のセット、旅先からのおみやげ類の小物もたくさんあった この家も解体されるのだが(ベッドルームが一つだけの家) 最近キッチンを改造したようで新品同様のキャビネットがセールだった 今回行った家は 時がどこかで止まったまま呼吸しないまま放置されていたような そんな寂しさが感じられた エステート・セールの楽しみは もちろんおもいがけないバーゲン!だが その物の持つストーリーも魅力で 特に持ち主に愛されて使われた物はなんだか安心して買えるんだなあ (先生のお宅から買ったものをフリーページのエステート・セール、2005年9月のところにアップしました、興味がある人は見て下さい) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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