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10日間という短い期間だったのだけど
13年ぶりに両親が訪米してくれた 見るものすべてに感心して喜んでくれるので そういった新鮮な目で私たちも周りを見る事が出来 あっという間に終わった日々だった 今回両親はとても幸運で なんとエコノミーの値段でアメリカ往復を経験出来たのだ こちらに着いたとき父が 「やっぱりJALはいいぞー、椅子が水平に倒れてまったく寝た状態になれる」 「そうそう、後ろの人を気にしないでぐっと倒せて良かったー」と母 両親が買ったチケットはエコノミーだったから エコノミーでそんな席になったとはJALって凄~~いねえと 彼らの言う事を鵜呑みにしていたわたしだった 我が家ではJALを使ったことがなかったし そっかー、JALは少し高くなるけどその価値があるのかしらんなんて 我が家に来て両親が靴を脱いだ時 あっ、スリッパ出さなきゃあと思っていたが おみやげをもらったりして騒いでいるうちに忘れてしまって しばらく靴下のままで過ごしていた彼らが いつの間にかブルーの涼しげなスリッパを履いている 「JALで出たのを持ってきたのよ」と母 ふむ やっぱりJALって凄いじゃないかと思わされたのだった 帰りの飛行機のチェックインの時 英語がわからない両親の側で通訳係をしていた時に 両親の席をなるべく二席だけのところにしてもらえないかとお願いした時 係の人が 「この飛行機はオーバーブッキングなのでビジネスクラスにアップグレードします」 「しかし席は3人並びの真ん中と通路になりますがいいでしょうか?」と。 (いいでしょうかってそんなー、もちろん良いに決まってるでしょう) 即座に「もちろん」と答えたわたしだったのだが その時に父が 「もしかして、こっちに来るときもあれはビジネスクラスだったんだろうか、、、」と 目を空ろにしている !!! 「そうだよ、そう、そうに決まってるじゃない、だから席がそんなに広々していたんじゃない!」 「スリッパ!スリッパだってあんなにしっかりしたスリッバ、ビジネスだからじゃない!」 と立て続けて言うわたしに ボーッとしている両親 「後ろの方の席はもっと詰まっていたでしょうー?」と聞くと 「そんな後ろの方なんか歩いて見に行かなかったからわからない」と両親 「しかし確かに私たちの席は飛行機に入ってすぐの一番前の凄く広々とした席のすぐ後ろだったなあ」と呟く 「だから~、ビジネスなの!」という私に答えて 「あっ、じゃあ、今度は後ろの方を除いてみるよ、そしたらわかるな」と自分の目で確かめないと納得出来ないようだった どうやら日本からこちらに来るときには 誰も彼らに席がアップグレードされていることを告げていなかったらしい (いや、もしかして、そう言われてもその事がどういう事を意図しているのか理解していなかったかも) この場面で興奮しているのはわたしだけで 当人たちは 「ビジネスクラスってそんなに凄いの?」と言う 飽くまでもマイペースの両親だった まあ、そんなことはいい。 70歳を過ぎた老体にエコノミーは辛いだろうなあと心配していたので 本当に有り難い こちらに着いたときもそれほど疲れた様子もなかったし 帰りもそれと同じ状態で帰る事が出来たのだ お年寄りをきっと優先してアップグレードしてくれたんだろうなと思うのだが 違うだろうか JALさん、心からお礼を申し上げます。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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