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テーマ:★留学生活★(629)
カテゴリ:留学レビュー
「記者の目:06年に一言 フリーター『奴隷ですから…』
◇労働の尊厳奪う格差社会--いじめ、過酷残業も拡大」 こういった記事はここ2~3年、いやという程目にしてきた からか半分食傷ぎみになってはしまったけれど、内容に 目を通してみればやはり「みんなでのほほんと仲良く」と いう古き良き(と、もう言ったほうがいいんだろうか)日本は どこへ行ってしまったのという印象はうける。 数字の上では他の先進国、特にアメリカと比べれば日本の 格差なんてまだまだ甘いと言われているけれど、少なくとも なにかアメリカよりは、下に流れてしまった人に「必要以上の 苦痛を与える」もしくは「人生の希望を断ち切られた」と感じ させるような日本特有の構造的な問題があるような気はする。 それともそれは国民気質の問題なのかな。 でもこういったようなことは、もうそこらじゅうで語り 尽くされているだろうし、そんなわけでこの記事を紹介した のはそんな話をするためではない。 記事中にこんなくだりがある。 「派遣社員で事務の仕事につく女性(40)は、数カ月ごと の細切れ契約を繰り返しながら働いた。海外留学で鍛えた ネーティブ並みの英語力も時給には反映されない。」 自分も腐ってもぼちぼち留学経験を元に就職活動をしている わけだけど、その経験からいってこの内容はにわかには 信じられないか、もし本当だとしたら彼女を評価しない 社会環境の問題ではなく、彼女自身の問題のような気がして ならない。 留学志望者は留学前に耳にタコができるほど「英語だけでは 食っていけない」言われるので、もし彼女が「それでも 自分はなんとかなる」と思って、英語だけを身につけて 帰ってきたのであれば、それは彼女のミスだ。 そして、自分の経験からして留学経験者の中で「ネーティブ 並みの英語力」を身につけている人は極めて稀だ。だから もしかしたら彼女自身、もしくは記者の人の過剰評価?とも 思ってしまう。 そして、万が一本当に彼女がネーティブ並みの英語力を身に つけていたとしたら、彼女のアピール力不足に他ならない。 本当に(いかなる専門用語にも柔軟に対応できるという 能力も含めて)ネーティブ並みの英語力が身についている ような人が食うに困っているという話は自分のまわりでは あまり聞かない。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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