中国の学歴や経歴があてにならないという話は以前にも出した。
以前、
自分の研究室でクビになった中国人研究員の経歴へも
後になってかなり疑惑の目が向けられている。今となっては
過去の話として誰も触れたがらないけど。
「佐賀大:中国人の男子留学生が偽造卒業証書 すでに帰国」
というわけで、この記事は日本の大学が騙されてしまったと
いうことが表沙汰になってしまったという話。そもそも恐らく
海外の学歴や経歴をチェックする第三者機関やシステムがない
日本の場合、これはあくまでも氷山の一角で、水面下では
同じようなことがいくらでも起こっているような気がする。
加えて中国の場合、
本物の大学が学位を売っているから始末に
負えない。それは「本物の偽物」と言ったらいいのか「偽物の
本物」といったらいいのか・・・。
中国はひどいなぁ、と批判するは簡単だ。
しかし例えば
数日前に出した Made in Degree Mill の学位を
もって、正規の大学の博士課程に入り、今は某大学の教授を
されている方の場合(もちろん日本人)。結果から言えば
博士たる実力をもっていたからいいじゃん、と言えるのかも
しれないけど、構図的には今回の中国人の件と同じように
見えるんだけど、違うだろうか。
それとも実力さえあればルールは二の次ということなんだ
ろうか。効率主義的観点から言えば、それは正解かもしれない
けど、だったらそもそも大学院なんていうシステムはやめて
しまったほうが・・・という話になってしまうような気が。
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