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CATのアメリカ東海岸留学

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Jun 4, 2007
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カテゴリ:アメリカか日本か
話がだらだらと明後日の方向に行ってしまうかもしれない
けど、とりあえず書き始めてみよう。

今回の日本帰国で見た、感じた日本の話。もちろんこれが
全てではないけれど、そういう面も見えた、ということ。

日本は数字の上での所得水準ではバブル期が圧倒的に
ピークだった。自分も含めてバブル期を経験(自分の場合は
厳密にはバブルの残り香)を経験した人にとってはその後の
日本の景気は悪いまんま、というのが率直な印象じゃ
ないだろうか?

「世帯所得は10年間で最低 母子家庭も増加」
注:ちなみにこの記事は鵜呑みにしてはいけない。世帯数が増えたので
分母が大きくなって、結果、世帯所得が減ったという面もあるからだ。
でも「生活が苦しい」という人が増加しているという部分は本当だと思う。


最近は景気が良くなったとは言うけど、日本を出てから
このかた日本に帰った時に(バブルの頃と比べて)それを
肌で感じることはなかった。こないだ帰った時もしかり。

そう、自分の場合、バブルが終わってから早々に日本を出て
しまったから日本の記憶がそこで凍り付いて保存されて
いるからかもしれない。

もちろん「外から訪ねていく」身にとっては色々安いから
ありがたくはあるんだけど、その「安くなっている分」の
しわ寄せがどこにいってるかを考えると、日本で実際に
生活したらそれを「身をもって感じることになる」のでは
ないかと不安になる。

さらになんとなくテレビやら新聞報道などから感じるのは、
「バブルは遠くになりにけり」。つまりバブルを直接経験した
ことがない世代がどんどん社会の主役になり、バブルを直接
経験した世代ももうその記憶は実感をともなえないくらい
遠いものになってしまっているのではないかということ。

つまり「今の日本の(経済?)状態は悪い」と肌で感じて
いる人はほとんどいなくなり、むしろそれが普通(日常)に
なっているのかもしれない。「危機」も恒常的になると
「なじんじゃう」んだよね。

もちろんバブルを肯定してるのではない。まずいんじゃない
かなぁと思ってるのは事にあたる「真剣さ」の欠如。
バブル直後はその急落ぶりから危機感もあっただろうけど
最近は悪いなら悪いなりにその中で落ち着いてしまって
いるんじゃないかなぁ、ということなんだよな。(つまり
もうみんな今のレベルが「普通(そこそこハッピー)」に
なってしまっていて、で、もうそれでいいってことなの
かもしれない。)

でもそうこうしているうちにどんどん格差は広がるし、
年金問題にしてもしかり。そのうち取り返しのつかない
ところまで行ってしまうんじゃないかと不安になる。
そして自分の立場から考えてみれば「日本に帰る」という
選択肢からは徐々に足が遠のいていく。

話は逸れるけど、例の年金問題。民間の保険会社で同様の
問題が起きたと仮定して、それを解決しようとした場合に
かかる費用は1000億円くらいっていう試算も
あるんだそうだ。

第三者機関を作ってどうのこうのってことを言ってるけど
そこで働く人の給料だって払わなきゃならないわけだし、
で、そこにかかる費用って誰が払うの?

結局まんま年金問題を「うっちゃって」しまうより
費用がかかったりしてね。なんともめちゃくちゃな
状態になってしまったもんだ・・・。

            *

日本にいる間に「下流同盟-格差社会とファスト風土
(三浦 展)」という本を読んだ。三浦 展はベストセラー
となった「下流社会」を書いた人だ。

この人の意見や分析はかなり偏っていて、(話を誘導して
いきたい方向に迎合した資料や統計のみを集めているような
印象を受ける)鵜呑みにしてはいけないと、個人的には
思っているんだけど、まさにこの本に書かれているような
ことを、今回日本に帰った時にいやというほど目の当たりに
したので、かなり鮮烈な印象を受けたことは確かだ。

この本の内容はつまり「日本の地方のアメリカ化」。それも
「チープなアメリカ化」だ。そう、日本の郊外に行くと
最近はいやでも目に入る大規模量販店。安いのはありがたい
んだけど、さて、安いってことはどういうことだろう。
Made in China?

今回、日本の地方をぶらぶらしてみてとにかく目についた
のはジャスコ。中のフードコートなどはアメリカそっくり。
かたやシャッターの閉まったがら~んとした、もしくは
それを通り越して廃墟化した商店街。

いやいいんですよ、それでみんながハッピーなら。

でも個人的には日本の良いところがどんどん失われて
いっているようにしか見えない。地域の多様性。地元の
つながり。高コストだけれど、行き届いたサービスと
平等な所得の分配。そこからくる平穏な毎日、生活。

もちろんこれはグローバリズム(という名のアメリカ型
競争社会)の波に乗っていく、というのであれば切り捨て
ざるをえないものなのかもしれない。

でも結局アメリカになってしまうんだったら、わざわざ
日本にこだわる理由もなくなってしまう。

日本で見かけた「アメリカ的モール」では「日本ならでは
の構造」も目についた。

ともすると、大規模量販店と軒をならべるパチンコ屋と
敷地内にひっそりと、しかし各銘柄がずらりとそろった
サラ金の無人店舗(かつて主要駅前にずらりとならんで
いた電話ボックスのように並んでいる姿は今回の日本
滞在中かなり目にした)。

大げさに言えば、安い賃金で働き、安いものを買い、冷静に
考えれば絶対に得をすることのないギャンブルというもので
ストレスを解消し、金が足りなくなれば、長期的な収支を
考えれば絶対にマイナスである(サラ金から金を借りた
ほうが「経済的に」得なケースがあったら是非知りたい)
サラ金からの借金を繰り返し、その高い利息に追われて
また働く。

そういうこと?

ちなみにこの「全てのもの」がまんべんなくごちゃまぜに
存在しているのは日本がアメリカと大きく違う点の一つ
だと思っている。

アメリカでは、例えばギャンブルについてはラスベガス
(に限らないけど、とにかく特定の場所)に「閉じこめて」
しまう。ギャンブルが善か悪かはわからないけど、
とにかくそれに触れないでいることができる。反面日本は
駅前、もしくは地方の街道を走ればいやでもパチンコ屋は
目に入る。

ピンク街にしてもそう。一般の人の生活圏にそういった
ものが「まじって」存在している。もちろん個人的には
温泉街にあるストリップ小屋などは日本ならではの風情が
あっていいと思っているけど(爆)、普段の生活で
そういったものを目にしたいかと思うと、どうもね。

いや、百歩譲ってそういった所に「入らない」という選択を
自分ですることはできるけど、避けて通れないのは、
「ヤバい人たち」との関わり合い。

アメリカの場合、地域を選んで住んでいればそういった
人達とかかわらないでも暮らしていける。かたや日本では
電車の中など、公共の場には「色々な人」が出てくる。

だったら「囲ってしまえ」というのは人としてどうかとも
思うけど、余計なもめ事に巻き込まれたくないのも確か。

実際、最近の日本は以前よりさらに殺伐としてませんか?

今回の日本帰国中にも電車の中や町の中で何度か小競り
合いにでくわした。特に毎日電車に乗ったり新宿のヤバイ
地域に出掛けたりしてたわけでもないのにこの高確率で
そういった場面に出くわすってのはどういうこと?

「まじめでおとなしそうな若者たち、銃刀法違反摘発急増」
自分の知人の一人がごく普通のカッターを持っていたのを職務質問で指摘
され調書をとられ、また別の友人がたまたた買った包丁を車の車内に
おいていたのを警官に指摘され、書類送検までいった、という話は
以前ブログに出した。日本ってそんな国だったっけ? 自分の場合、
日本では住所不定無職(爆)なので、まわりから言われて念のため
ID(アメリカでちゃんとした身分があるということを示すため)
持ち歩いてましたよ、今回の帰国中。まるでアメリカみたい(苦笑)。


「囲う」「分ける」というコンセプトのアメリカでの
端的な例は「ゲイティッドコミュニティー」。つまり町の
一区画がフェンスで囲われ、暗証番号などがなければ
ゲートを通ってコミュニティーに入れない仕組み。

なんと人情味がないひどい社会だ、と思うかもしれないけど
つい最近、日本初のゲイティッドコミュニティーが
神戸のほう(だっけ?)にできたという記事を読んだ。

やはりアメリカ化進行中?





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Last updated  Dec 25, 2007 01:00:07 AM
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小林真奈@ 質問です。 こんにちは。 アメリカ留学コンサルタン…
ChihayaAsou@ Re:バンクーバーの事件にあえて苦言(その3)(10/10) しばらくBlogがぱったり途絶えていたので…
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