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カテゴリ:アメリカか日本か
そうか、このネタをやり忘れていた。
「労働生産性、米国が日欧引き離す」 (関連ネタとして上げておくと、日本は国際競争力でも すでに中国に抜かれている。まあ、こういった報告って いうのは尺度によっていかようにもなってしまう面も あるから、文字通り、ということでは無いだろうけど。) この話とどの程度の関係があるかわからないけど、これは 何度かネタにしているけど、日本はとにかく何をするに しても「待つ」ことが多い。これはこないだ日本に帰った 時に、また痛感。同じことをするにしてもアメリカよりも 異様に時間がかかるのだ。 典型的なのは渋滞、がなくてもひたすら信号で止められる。 高速道路は空いていても料金所では必ずスローダウン。 店も待たされる。(これはバブル以降の現象かもしらんが) 混む時間帯の特に飲み屋は制限時間があって、一定時間 経過すると追い出される。そうでなくてもアメリカの感覚で 飲食店でのんびりしていると精神攻撃を受ける(苦笑)。 駅から歩く(のも基本的にドアツードアで事足りてしまう アメリカから比べると「待ち時間」の一部のような気が)。 電車で移動するにしたって絶対的な時間はかかる。 例えば自分が日本に帰って就職した場合、例え職場のすぐ 近くに住んだところで、都心に住んでしまうとどこか 買い物に出るにしても、時間がかかる。車で動けないから 大量の買い物が必要な場合には何度も往復することになる。 逆に郊外に住めば、あのストレスフルな満員電車に毎日 揺られることになる。 少なくとも今のような、仕事が終わってからちょっと 買い物に出、さらに遊びに、もしくは自分のために時間を 使うなんていうのは日本では無理なような気がする。 アメリカでもどこに住むのかにもよるとは思うけどね。 例えばロスなどに住めば、目的地にたどりつくにも、 それぞれが絶対的な距離に隔てられているからなかなか効率 よく用事を済ますことができない。NYは車は使えず、 日本的に電車通勤にならざるをえないケースが多い。 満員の度合いは日本程ではないけどね。だから自分は ロスにもNYにも住む気にはならないわけだけど。 だったら日本に住むってかんじで。 日本も地方に住めばそういった「東京的」呪縛からは解放 されるのかもしれないけれど、そうなると今度は東京との 圧倒的な格差が気になる。 アメリカの場合も本当のド田舎に住んでしまえばそういう ことになるけれど、探せば「小粒でもピリリと辛い」田舎町 というのがけっこう存在する。 話は随分脇道に逸れてしまたけれど、要するに日本の 生産性の低さの一部は「無駄な時間をいやおうなしに 過ごさされる」ことに起因しているような気もする。 個人レベルに置き換えれば、一生のうちで「待つ」(何も 生産していない)ことに費やされる時間が多いということ? (要は気の持ちようで、満員電車の中でも本を読み、勉強も できるという人もいるだろうけど。でも家で落ち着いて 読んだり勉強したほうがやっぱりいいのでは?) もちろんクローバルな協調性を考えれば、アメリカのこの 状態ははっきりいって行き過ぎた贅沢以外の何ものでも ないような来もするけれど、しかしやはり一生の時間は 限られているわけで・・・。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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